日本一チャレンジングな町でクリエイティブを生かす。
あなたの熱意は、被災地の未来。
高校生と一緒に前を向いて仕事をしてみませんか?

~小高区の現状~
 南相馬市小高区は、昨年7月に原発事故に伴う避難指示が解除されましたが、居住者の半数以上は65歳以上の高齢者であり、若い世代による地域活動や従来の隣組における住民同士の互助(結い)機能しておらず、地域コミュニティの崩壊が問題となっています。
 一方で、避難指示の解除を受けて、JR常磐線の再開をはじめ、コンビニや飲食店、民間医療機関等といったインフラや生活関連サービスの復旧が進み、さらに本年4月から小中学校が再開し、県立小高産業技術高等学校が開校したことに伴い、日中の居住人口は震災前の約3割程度まで回復しています。
 従来、南相馬市小高区は、小高駅を中心とした市街地(まちなか)に、学校・病院・商店・公共施設等がコンパクトに形成され、小高区全体の賑わいをけん引してきました。
 これらの背景も踏まえ、ゼロベースによる新たなまちづくりの視点を持ちながら、小高区の地域コミュニティを再生・再構築するため、まちなかを中心とした高校生によるまちづくりへの参画や小高区の再生・復興のシンボルとなる復興拠点施設の活用など、「まちなかのコミュニティ・クリエイト」に取り組みます。

制度名 地域おこし協力隊
業務概要    (1) コミュニティ・カフェのマネジメント
地域住民が集える居場所をつくるため、手作りのキッチンカーによるコミュニティ・カフェ(オムスビ)が小高駅前にオープンしています。その運営に携わりながら、ワークショップやイベントを実施し、地域コミュニティの再生・再構築を推進していただきます。

(2) 高校生の居場所作り、まちづくりへの多世代参画サポート
本市では、高校生が小高区を活気づけることを目的に団体(LLO)を立ち上げ、市へのまちづくりの提案や実践活動をしています。また、今年4月には小高産業技術高等学校が開校し、多くの生徒が小高駅を利用し通学する中、高校生と一緒に居場所作りとまちづくりへの参画について企画していただきます。

(3) 復興拠点施設を活用したソフト事業のデザイン 
小高区の再生・復興を実現するため、平成30年秋の完成を目指し、利便性の高い市街地の中心部に復興拠点施設を整備します。この施設において、多世代が交流することで賑わいと活気の創出ができるよう、必要なソフト事業をデザインし、小高区内のプラットホーム化に取り組んでいただきます。

(4) 各コミュニティ・ビジネスのトータル・コーディネート、情報発信
小高区では、様々な市民グループや事業者が、それぞれの特色を活かしてソーシャル・ビジネス等に取り組んでいます。これらの活動が全体を通して効果的に展開され、市内外に魅力的に伝わるよう、全体調整や情報発信に取り組んでいただきます。

南相馬市は東日本大震災及び原発事故からの復興という前例のないミッションに挑戦し続けています。
事故後に大幅に減少した農家民宿も、昨年7月に避難指示が解除された小高区も、そのミッションに全力で取り組んでいます。
ゼロベースによる新たなまちづくりの視点と、現在ある資源の更なる活用を組み合わせて、復興から創生に挑む南相馬市の一員となってください。

隊員には、主にキッチンカーによるコミュニティ・カフェ「オムスビ」(https://www.facebook.com/odakao.msb/)の運営に携わっていただきます。

募集対象         次の(1)から(3)までの全てに該当する方
(1)平成29年4月1日時点で20歳以上40歳未満の方
(2)現在、三大都市圏内の都市地域(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、岐阜県、愛知県、三重県、京都府、大阪府、兵庫県及び奈良県の区域全部)に在住し、採用後南相馬市に生活の拠点を移し、住民票を異動できる方
(3)パソコンの基本的な操作ができる方
募集人数 1名
勤務地 福島県南相馬市役所
勤務時間  週5日、1日7時間45分
なお、業務により夜間や土・日曜日に活動する場合は活動時間の振替で調整していただきます。
雇用形態・期間  南相馬市嘱託員として、市長から委嘱します。
委嘱日(採用日)~平成30年3月31日
※委嘱日は平成29年9月1日以降(応相談)
※年度を単位として2回まで更新あり。
給与・賃金等  月額162,900円
待遇・福利厚生    (1)社会保険・労災保険に加入します。
(2)南相馬市が準備する住居に入居していただきます。
なお、家賃については南相馬市が予算の範囲内で負担しますが、光熱費は自己負担となります。
(3)活動に必要な車両は南相馬市が無償で貸与します。
(4)休暇については、南相馬市賃金支弁職員雇用等管理規程に準じます。
申込受付期間 平成29年6月1日(木)以降
募集人員に達した場合、受付を終了いたしますので、事前に電話等でご確認ください。
審査方法    ■選考
(1)第1次選考
  受付期間終了後、書類審査により第1次選考を行います。選考結果は、応募者全員に文書で通知します。
(2)第2次選考
  第1次選考合格者を対象に、面接による第2次選考を実施します。日程・場所等の詳細は、第1次選考結果通知時に、対象の方へお知らせします。
  なお、第2次選考(面接)会場までの交通費等は、応募者の負担となります。
(3)最終選考結果の通知
  第2次選考終了後、文書で個別に通知します。
参考URL http://www.city.minamisoma.lg.jp/index.cfm/6,35220,35,html
備考 ※活動に支障のない範囲において、副業等を認めることがありますが、事前に許可を受ける必要があります。
※公共交通機関だけでは公務・私生活が不便になるため、普通運転免許証の取得を推奨します。
お問い合わせ先 南相馬市 復興企画部 移住定住推進担当
〒975-8686 福島県南相馬市原町区本町2-27
電話:0244-24-5269 FAX:0244-23-2511
E-mail:shienteiju@city.minamisoma.lg.jp