喜多方市では「花でもてなす喜多方」をスローガンに「花」をテーマとしたまちづくりを進めており、熱塩加納町にも四季折々の花々が咲き誇ります。市の花であり、福島・新潟・山形の県境の一部にしか見られない「ヒメサユリ」の群生地をはじめ、三ノ倉高原では、春には「菜の花」、夏には「ひまわり」が見頃を迎え、毎年、たくさんの方々を歓迎しています。冬には、三ノ倉高原にてスノースポーツを楽しむこともでき、「日本一好(す)いてるスキー場」として、地域の方々から親しまれています。
 また、熱塩加納町では、特色ある農産物を活かして、地元の高校と連携した熱塩加納産キクイモの商品開発や有機無・低農薬栽培によるお米「さゆり米」や野菜の生産、三ノ倉高原の花畑を活かしたはちみつの生産などを行っています。

■地域の課題

 一方で、熱塩加納町は、会津盆地の最北端に位置しており、65歳以上の方の人口が4割を超えています。豊かな自然をはじめとする地域資源を活用した地域おこしを模索していますが、担い手が不足しているのが現状です。

■こんなことを協力隊に求めています!

 熱塩加納町には、旧国鉄日中線の熱塩駅(日中線記念館)や熱塩温泉、日中温泉といった温泉施設もあり、さらなる地域おこしが可能な地域の宝が眠っています。既存事業のブラッシュアップや地域資源のさらなる掘り起こし等、新たな地域おこしのアイディアを出していただき、意欲をもって熱塩加納町を応援、地域振興にチャレンジしていただける地域おこし協力隊を募集します。

 また、今回の募集にあたってインタビュー記事を公開していますので、「TURNS」ウェブサイトの紹介記事(https://turns.jp/98224)も是非ご覧ください。

■活動場所の紹介

 活動場所は、主に熱塩加納町内となり、喜多方市役所熱塩加納総合支所産業建設課に勤務となります。町内で地域おこしを実践している関係者や地域住民と関わることも多くあります。

■私たちがサポートします!

 配属先となる熱塩加納総合支所産業建設課の職員、地域おこし協力隊制度担当の市役所地域振興課の職員が、業務に関することのほか、移住者として不慣れな土地での生活面のフォローなど、あなたの活動をサポートさせていただきます。
 また、喜多方市地域おこし協力隊全体での定例ミーティングを隔月で実施したり、地域おこし協力隊OBによる現役隊員のサポート体制も構築されていたりと、隊員同士の交流が盛んです。
 このほか、福島県や総務省などが主催する地域おこし協力隊向け研修がありますので、他の地域の協力隊と知り合いになってぜひ活動の幅を広げてください。このほか個別業務で必要となる各種研修の受講も可能です。

■卒隊後に向けてこんな支援をします

 市の担当職員が、地域おこし協力隊OB・OGの事例も踏まえて、隊員と相談しながら、卒隊後に向けたサポートをします。
 起業を目指す場合は、市の創業支援セミナーなど起業に向けた研修の受講が可能であり、協力隊3年目、任期終了1年目に起業する場合、起業に要する費用1,000,000円を補助します。定住のための空き家改修補助金もあります。

■喜多方市ってこんなところ

 喜多方市は、福島県の北西部、会津盆地の北部にある、人口4万2千人ほどのまちです。喜多方ラーメンが全国的に有名で、市内に100軒近くのラーメン店があり、年間180万人を超える観光客を迎える観光地です。
 そんな喜多方市の北部エリアが熱塩加納町となり、町民は2千人余りとなっています。町内にスーパーや病院はありませんが、車で15分ほどで喜多方市街地にアクセス可能なため、生活にあまり不便はありません。
 気候は、盆地特有の寒暖差があり、四季がとてもはっきりしています。春の菜の花、夏のひまわりといった三ノ倉高原の花々は絶景で、秋は稲穂が実り、冬は雪景色となる、四季折々の魅力を感じることができます。

■お知らせ

 地域おこし協力隊への応募前に、活動内容や生活環境確認のため、希望者に対し、オンライン面談や現地案内を実施しています。

 

応募条件等

制度名 地域おこし協力隊
業務概要

【主な業務】
⑴ 自然(花、三ノ倉高原、農産物など)を活用したさらなる地域振興策の具体化
⑵ 地域資源を活用した新たな付加価値の創造
⑶ 自らのアイディアや個性、経験を活かした地域振興に向けた活動

【3年間の活動イメージ】
1年目は地域を知る(地域になじむ)ことや地域課題の把握を中心とした業務を考えています。
2年目は地域資源を活用した事業の企画運営、3年目には地域の将来に繋がる地域資源活用策を具体化することを目指します。
■1年目
<地域資源の調査研究、地域住民・関係者との関係性づくり>
①地域の現状把握と地域資源の調査研究を行う(現地調査、地域住民等へのヒアリング調査など)
②各種イベント状況確認(体験)及び企画立案、関係者との人間関係を構築するとともに地域資源活用上の課題を探る。

【1年目の1週間のスケジュールイメージ】
日曜日:休み ※イベント時は土日勤務あり。
月曜日:現地調査(地域資源等の調査等)
火曜日:地域住民等へのヒアリング調査
水曜日:調査内容のレポート作成、情報発信等
木曜日:定例ミーティング等
金曜日:休み
土曜日:休み ※イベント時は土日勤務あり。

■2年目
<地域資源を利活用し、地域振興・活性化を図る活動>
1年目の取組を必要に応じ継続しながら、
③熱塩加納の地域資源や活動についてのPR(SNS発信等)
④各種イベントの企画立案及び運営
⑤地域資源を有効活用した新たな地域振興策を考案。

■3年目
<地域資源を利活用し、地域振興・活性化を図る活動と今後の定着に向けた活動>
1年目、2年目の取組を必要に応じ継続しながら、
⑥地域資源を有効活用した新たな地域振興策を推進。
⑦これまで得た知識や経験を生かし、地域振興に取り組む人材を育成する。

募集対象

次の⑴、⑵の要件を満たす者。
⑴ 次に該当する者
 ① 年齢、性別は問いません。
 ② 地域活性化に積極的に取り組み、隊員期間満了後においても本市に定住する意欲のある方。
 ③ 心身ともに健康で誠実に職務を行うことができる方。
 ④ 三大都市圏をはじめとする都市地域または地方都市(ただし、条件不利地域を除く)に居住※し、採用後喜多方市に住民票を異動し、生活拠点を移すことができる方。
  ※ 次のいずれかに該当する者は、居住地要件の例外として扱います。
   ア これまで地域おこし協力隊として同一地域で2年以上活動し、かつ、解嘱から1年以内である者
   イ 語学指導等を行う外国青年招致事業(「JETプログラム」)を終了した者で、JETプログラム参加者として2年以上活動し、かつ、JETプログラムを終了した日から1年以内である者
 ⑤ 普通自動車免許を有している方で、取得から1年以上経過していることが望ましい。
 ⑥ パソコンの基本(ワード、エクセル、パワーポイント等)操作ができる方。
 ⑦ SNS等情報発信ツール、HP作成ツール等を使いこなせる方が望ましい。
 ⑧ 人とコミュニケーションをとることが好きで、自ら積極的に地域と関わる姿勢を持つ方。
⑵ 次のいずれにも該当しない者
 ① 禁固以上の刑に処せられ、その刑の執行を終わるまで、又はその執行を受けることがなくなるまでの者。
 ② 喜多方市職員として懲戒免職の処分を受け、当該処分の日から2年を経過しない者
 ③ 日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、又はこれに加入した者。
 ④ 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第2条第6号に規定する暴力団員又は暴力団員でなくなった日から5年を経過しない者。

募集人数

1名

勤務地

喜多方市役所熱塩加納総合支所産業建設課(喜多方市熱塩加納町相田字大森5000番地)

勤務日数・時間

・勤務日数 週4日
・勤務時間 原則8:30~17:15(途中昼休み1時間)
 ※ただし、土日、祝日又は勤務時間外に勤務をした場合は、勤務日及び時間等の振替を行います。

雇用形態

パートタイム会計年度任用職員(地方公務員法第22条の2第1項第1号)として市が雇用
副業も可(届け出審査有)

雇用期間

当初の雇用期間は、採用日から2025(令和7)年3月31日まで。
年度ごとに雇用期間を延長し、採用日から最長3年間の活動を想定。
※地域おこし協力隊員としてふさわしくないと市長が判断した場合は、任期中であっても任用を取り消す場合があります。

給与・賃金等

170,000円/月
市の基準により通勤手当相当額・期末手当を別途支給します。
所得税及び健康保険・厚生年金・雇用保険への加入に伴う保険料等の本人負担分が控除されます。

待遇・福利厚生

・社会保険加入 
・有給休暇、特別休暇
・住居は、市が借り上げる予定です。家賃は、原則として月額30,000円を上限に市が負担しますが、上限を超える場合は、一部自己負担が生じます。
・協力隊3年目、任期終了1年目に起業する場合、起業に要する費用1,000,000円を補助します。

申込受付期間

2024(令和6)年5月13日(月)から8月14日(水)まで。
※採用が決まり次第募集を終了します。
なお、募集期間経過後においても募集人数に満たない場合は、その都度選考を行います。

審査方法

募集期間中であっても、一定数の応募があった場合は、その都度選考を行い、合否を決定します。
選考の結果、採用が決定した場合はその時点で募集を終了します。
(1)第1次選考:書類選考
 提出された履歴書と応募用紙により都度書類選考を行い、応募者には結果を文書で通知します。
(2)第2次選考:面接選考
 書類選考の合格者に対し、都度面接による選考を実施します。面接選考結果(合否)を文書で通知し、合格者を採用します。

参考URL

https://www.city.kitakata.fukushima.jp/site/iju-info/41690.html

備考・その他

 

お問い合わせ先

喜多方市 企画政策部 地域振興課 きたかたぐらし推進室
電話:0241-24-5306 FAX:0241-25-7073
〒966-8601 福島県喜多方市字御清水東7244番地2
URL:https://www.city.kitakata.fukushima.jp/site/iju-info/