大熊町は福島県の沿岸部に位置し、東は太平洋、西は阿武隈高原に接しています。夏は太平洋からの海風で涼しく、冬は阿武隈高原で西からの雲が遮られ、雪があまり降らない町となっています。大熊町は2011年の東日本大震災により一時全町避難を経験しました。しかし、2019年には一部避難指示が解除され、2022年には町の中心地の避難指示が解除されるなど、今まさに町は、大きな転換期を迎えています。

 

地域で目指すところ

居住者が震災前の1/10になってしまった大熊町ですが、現状インフラが十分に整っておらず町へ帰還する町民、新しく移住する方がまだまだ少ない状況です。その中でも、年間多くの行政関係者、農業者、販売者、学生が最新設備で効率的な栽培方法を導入しているネクサスファームおおくまへ視察に訪れています。ネクサスファームおおくまを町の資源と位置づけ、視察プログラムの開発を行うことで町への来訪者を増やすとともに移住や関係人口を増やす活動を行うこと、また苺を使った大熊町の新しい特産品を企画しPRすることが求められています。

 

 

こんな方を求めています!

復興支援員にはそれらを実現するため、いちご摘み取り体験などの魅力的な視察プログラムの開発を行い町への来訪者を増やすこと、また苺の直売会などを企画し販売することで大熊町の新しい特産品である「おおくまベリー」商品のPRをし、地域の復興を加速させることを担当していただきます。柔軟な発想とそれを実行に移す行動力に自信のあるコミュニケーションスキルの高い人材を求めています!

 

 

活動場所について

活動場所は主に株式会社ネクサスファームおおくまになりますが、特産品の企画や販売などで町内や近隣市町村で活動する機会もございます。また、町の重要な施設として様々な関係団体と連携し仕事をすることもあるため、町内外に出向き地域の人たちと関わることも多くあります。

 

私たちがサポートします!

一般社団法人おおくままちづくり公社の山崎がが担当者として関わります。着任時の不安や任期中に必要なことなど全てサポートいたします!着任後は株式会社ネクサスファームおおくまで活動して頂くことになります。任期中はいつでも相談いただける体制を取っていますが、その他にも月1回の個人面談や3者面談など、活動や生活で困っていることがある場合には、サポートを受けられる体制も用意しています。

 

大熊町ってこんなところ

大熊町の特徴は、一言でいうと「未来しかない町」です。全町民が避難を強いられ、2019年に町役場が再開されたばかりで1から新たな町づくりを始めている最中です。人口が減少を続けている日本において、1からの町づくりに関われる機会は今後あまりないかと思います。課題はチャンスであり、新しい発想で新しいチャレンジをしたい人には魅力的な町かと思います。

 

お知らせ

募集要項について、また町について少しでも分からない点があれば一般社団法人おおくままちづくり公社までお気軽にお問い合わせください!また現地を見学したい方もご連絡いただければいつでもアテンドいたします。

 

募集要項

制度名  復興支援員
業務概要

【業務の概要】
通常は苺の栽培に従事していただきます。その上で「いちご摘み取り体験」を含む視察のプログラムを完成させ、該当圃場の整備など栽培に関することから広報、集客、当日のアテンド、アフターフォローなど視察に関する一連の業務を行っていただきます。また、直売会などの企画・運営・販売促進活動を行い、町の新特産品の「おおくまベリー」商品のPR活動を行っていただきます。

【1年目】
栽培、収穫、選果等の作業を経験しながら、いちごの基本知識、会社の設立の経緯や設備など視察に必要な基本的知識を学びつつ、町のイベントへの参加や苺の直売会を通し行政関係者、地域住民と積極的に交流し、大熊町の歴史や現状、弊社商品について理解を深める。また、現在行われている視察対応に同行し、案内の仕方を身に着けるとともに新しく始める「いちご摘み取り体験付き視察」のプログラムを開発します。
【2年目】
開発した視察プログラムについて情報発信を行い、ツアー会社などと連携した集客に取り組んでいただきます。摘み取り体験圃場の整備を行いながら、視察当日には実際に自分でアテンドし、視察者との交流を図ります。摘み取り体験をする上での問題点、改善点などを見つけて次作の栽培品種の選定や栽培面積、管理方法についてもフィードバックします。また他社事業所などでの苺の直売会を企画から販売まで担当し、町の産品のPR活動を行っていただきます。
【3年目】
直売活動や摘み取り体験圃場の管理を行いながら計画的な栽培を行い、翌年以降継続できる形を作ります。前年視察利用者にアプローチし、継続的な関係性を築くための取り組みを行うことになります。

募集対象

応募条件として、次の条件をすべて満たす方とします。
1.地方公務員法第16条の欠格条項に該当しない方
2.大熊町に居住の意思がある人
3.心身ともに健康で地域おこしに意欲があり、地域活動に積極的に参加できる方
4.普通自動車運転免許(AT限定可)をお持ちの方で、自己車両を持ち込みできる方
5.採用決定後、早期に着任できる方
6.パソコン(ワード、エクセル、パワーポイント等)の基本的な操作ができる方
7.SNSやオンラインプラットフォームの企画運営に対する深い理解をお持ちの方
8.コミュニケーションスキル、スケジュールの調整能力のある方
9.地域住民や学生に対し、敬意をもって対応できる方

募集人数  1名
勤務地

株式会社ネクサスファームおおくま

勤務時間

・勤務時間:シフト制①6:00-15:00、②8:00-17:00、③10:00-19:00(休憩1時間)
・休日/休暇:シフト制(週休2日)、冬季休暇5日、有給休暇

雇用形態

契約社員
副業も可(届け出審査有)

雇用期間

採用日~令和5年3月31日
※1年ごとに更新可能

給与・賃金等

・月給:250,000円
・残業手当あり
・賞与なし 

待遇・福利厚生

・社会保険完備(健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険)
・住居手当(月額60,000円を上限)
・通勤手当(大熊町の「職員の給与に関する規程」に準ずる)
・パソコン、携帯電話支給

申込受付期間

2022年11月1日~2022年12月20日
※採用候補者が決定した場合、期間中であっても募集を終了させていただきます。

審査方法

(1)書類選考
応募書類による審査を行います。応募書類をEmail(郵送も可)で提出していただいた方から随時選考を行います。
【応募書類】
・大熊町復興支援員応募フォーム
・運転免許証の写し
【提出先】
■Email
ijuteiju@okuma-machizukuri.or.jp(一般社団法人おおくままちづくり公社 復興支援員事務局担当者宛)
■郵送
〒979-1308
福島県双葉郡大熊町大字下野上字清水307-1
一般社団法人おおくままちづくり公社 復興支援員事務局 
(2)一次面接
書類選考の合格者に対し、オンラインで面接を行います。
(3)二次面接
一次面接の合格者に対し、大熊町において対面式の面接をを行います。(交通費実費支給、現地案内) 

参考URL

https://www.okuma-machizukuri.or.jp/20221025161947

備考  
お問い合わせ先

一般社団法人おおくままちづくり公社 復興支援員事務局(担当:山崎大輔)
〒 979-1308 福島県双葉郡大熊町大字下野上字清水307-1
TEL:0240-23-7103    FAX:0240-23-7139    

MAIL:ijuteiju@okuma-machizukuri.or.jp
URL:https://www.okuma-machizukuri.or.jp/