富岡町は、福島県浜通り地方の中央に位置し太平洋と阿武隈山地との間に広がる面積68.39km2、人口約13,000人の町です。町を二分して太平洋に注ぐ富岡川や阿武隈山地を流れる滝川渓谷、大倉山、麓山などの山々、断崖絶壁の海岸線、離れ島が散在する浜辺など豊かな自然に恵まれ年間降水量1,531mm、年間平均気温12.8℃と四季を通じて過ごしやすい温暖な地域です。

東日本大震災及び原子力災害による未曾有の被害を受けた富岡町が「ふるさとの田園風景」を取り戻し、基幹産業の「農業」を再興し更なる発展を遂げるには、復興の最前線で強い志を持ち、地元農家と共に「とみおかの新農業」の基盤づくりに邁進する人材とたくさんのアイデアが必要です。
そこで、農業復興への課題解決を図る事業への参画と地元農家への農作業サポートを通じて農業担い手の育成を図るため、地域農業の担い手として新規就農を希望する方を、「富岡町農業地域おこし協力隊」として下記のとおり募集します!

詳しい業務内容や応募方法等は、次のWebページを御覧ください。

制度名 地域おこし協力隊
業務概要

富岡町内の農業復興への課題解決を図る事業への参画と地元農家への農作業サポートを通じて、農業経験の蓄積や地域内の人脈形成を図りながら、任期満了後にその活動を基本とし、地域農業の担い手として定住をしてもらいます。

■富岡町の農業における課題
(1)基幹産業再興の基盤づくり
東日本大震災による東京電力福島第一原子力発電所の発災により衰退した基幹産業である「農業」。発災から6年目には一部で実証及び試験栽培が行なわれ、現在では基幹品目である「水稲」、地域推奨作物である「たまねぎ」の栽培が行なわれ、着実に営農再開が進んできました。一方で「これからの農業・農地についての意向調査」によると、「営農再開したい」と回答した方が約11%にとどまっており、基幹産業の再興にはまだまだ課題が山積みとなっております。
このような中で、町では、農業復興の基本方針や具体的な取り組みを示す農業アクションプラン(農業復興実施計画)を策定し、リスタートするための基盤づくりを始めたばかりです。
まだまだ、新しい農業の構築には様々なアイデアが必要です。

(2)プレイヤーの確保と耕作放棄地の利用促進
避難生活の長期化による影響と農業従事者の高齢化に伴う後継者不足による耕作放棄地の増加が課題の一つになっています。いわゆる「フィールドはあってもプレイヤーがいない」当町においては、除染後農地の保全管理期間が終了した現在、プレイヤー(担い手)の確保と同時に耕作放棄地化を防止するための取組が急務となっております。

(3)農産物の観光資源化(農産物の6次化)
農業の魅力発信のひとつとして、町では農産物を栽培し出荷するだけではなく、農産物をいかした観光資源化の取り組みも開始しました。現在は、町内産米を使った日本酒の開発をはじめ、地域推奨作物であるたまねぎを活用した商品開発等も始まりつつあります。このほか、ソバ、なたね、ブルーベリーなど風土にあった農産物を活用し、商品開発・高付加価値化・販路開拓等などの6次化に取り組んでいます。

■期待する効果
(1)持続可能性のある農業の実現に向けた担い手となる人材の確保
(2)基幹産業の魅力創出による就農人口の拡充
(3)正確な情報発信による風評被害
(4)富岡町への移住及び定住者の増加による地域活性化
(5)人材の確保による地域コミュニケーションの形成及び地域協力活動の維持
(6)外からの視点で地域に好影響をもたらすアイデアの創出

募集対象 ■次の全ての要件を満たす方とします。
(1)応募時点で 20 歳以上 45 歳未満(性別は問いません。)
(2)原則3大都市圏周辺に住民票があり、当町に住民票を移動できる方
(3)富岡町の農業活性化に深い理解と熱意を有し、かつ、地域住民と積極的に協働できる方
(4)心身ともに健康で誠実に職務ができる方
(5)普通自動車運転免許を取得している方
(6)活動状況等の情報をSNS等で発信できる方
(7)地方公務員法第16条に規定する欠格条項に該当しない方
募集人数 2名程度
勤務地 福島県双葉郡富岡町
勤務時間 ① 勤務日:原則週5日
土曜日、日曜日、祝祭日、その他受託団体で取り決めのあった日は休日となります。
②勤務時間:8時30分から17時15分(休憩1時間)とする。
※時間外勤務及び休日に勤務した場合は、勤務時間及び勤務日を振り替えるものとする。
雇用形態・期間

■雇用形態
富岡町農業地域おこし協力隊として町長が委嘱しますが、町が実施する富岡町農業地域おこし協力隊設置業務の受託者が雇用します。したがって、隊員と町との雇用契約はありません。 

■期間
委嘱日から 2022年 3 月 31 日までとし、年度毎に隊員の意向を確認し、町と受託者が協議の上、最長3年間更新可能です。ただし、地域おこし協力隊としてふさわしくない行為があったと町及び受託者が判断した場合等については、雇用期間中であっても解雇することがあります。

給与・賃金等 月額 210,000 円
※賞与及び退職金等はありません。また、富岡町農業地域おこし協力隊設置業務の受託者から支給します。
待遇・福利厚生 (1)受託者の規定に準じて、年次有給休暇等を取得できます。
(2)健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険に加入します。
(3)受託者の規定に準じて通勤手当を支給します。
(4)旅費など活動に要する経費は、町の委託事業の範囲内で可能な限り支給します。
(5)住宅については、費用の一部を住宅手当として支給します。(定額)
※転居に要する費用、水道光熱費等の生活に必要な経費等は個人負担となります。また、生活備品等は各自ご準備ください。
申込受付期間 ■随時
なお、一定数の応募があった場合は、その都度選考を実施します。
選考の結果、採用候補者が決定した場合は、その時点で応募を終了します。直接持参の場合の受付は、期間内の土曜日、日曜日及び祝日を除く日の午前8時30分から午後5時15分まで、郵送の場合は、応募期間最終日必着となります。
審査方法

■採用を希望される方は、福島県富岡町ホームページより必要書類をダウンロードの上、直接持参、又は郵送によりお申込み下さい。(「特定記録」等により、確実に応募書類の配達を確認できる手段の利用をお勧めします。)直接持参の場合の受付は、期間内の土曜日、日曜日及び祝日を除く日の午前8時30分から午後5時15分まで、郵送の場合は、応募期間最終日必着となります。なお、応募期間内であっても、一定数の応募があった場合は、その都度選考を実施します。選考の結果、採用候補者が決定した場合は、応募を終了します。
※応募書類等の返却はしませんのでご了承ください。提出された履歴書の個人情報は、個人情報保護条例により、厳重に管理します。また、取得した個人情報は採用のたんだけに使用し、目的以外に使用することはありません。

■選考方法
(1) 書類選考(1次審査)
提出された履歴書等による書類選考を行います。結果は、履歴書に記載された現住所へ郵送により本人あて書面で通知いたします。なお、1次審査通過者に対しては、2次面接の日時・場所等についての通知を同封します。併せて電話により連絡しますので、連絡がとれる電話番号を履歴書に記載願います。
(2) 面接選考(2次審査)
1次審査合格者に面接を行います。結果は、2次審査実施から14日程度を目安に履歴書に記載された現住所へ郵送により本人あて書面で通知いたします。
※ 選考にかかる費用等は、応募者の負担となります。

■着任
※採用決定以降、可能な限り早期の着任をお願いしますが、採用者の事情には個別に対応します。  

■その他
上記(1)及び(2)の結果に対する問い合わせ等は、一切受け付けません。

参考URL https://www.tomioka-town.jp/soshiki/sangyoshinko/nogyosinko/3296.html
備考  
お問い合わせ先 福島県富岡町役場産業振興課農業振興係  担当:深谷・渡邊
〒979-1192 福島県双葉郡富岡町大字本岡字王塚622番地の1
[電話]0240-22-2111 [FAX]0240-22-0899
[Mail] tom0600-002@tomioka-town.jp