伊達市は農業の産出額や就業割合が高く、農業が基幹産業となっています。主要農産物である、もも、夏秋きゅうり、あんぽ柿は、農業者や関係団体の努力により、品質の高いものを全国の消費者の元へ届けており、全国有数の産地となっています。盆地特有の寒暖差がある気候で、農作物の栽培に適した環境であるからこそ、農業を基盤としたまちづくり・仕事づくりを仕掛け、地域を発展させたいと考えています。

地域で目指すところ

伊達市は、古くから養蚕業が盛んでしたが、時代の流れとともに果樹栽培へと変わり、生産者の努力により日本有数の果樹の産地となっています。しかしながら、高齢化の波は否応なく伊達市にも影響し、高齢により引退する農家が増えています。このままでは先人が築いてくれた果樹産地としてのブランド力が失われるととても心配しています。特に伊達市特産であるあんぽ柿は、伊達市梁川町五十沢地区が発祥ですが、高齢化により後継者が年々減少傾向にあり、何らかの手を打たなくてはならない時期に来ています。

 

こんなことを協力隊に求めています!

伊達市に移住して、師匠となる先進農家(地元でも一目置かれる優秀な生産者)のもとで3年間、栽培技術と農業経営スキルなど、卒隊後に農家として独り立ちするために必要な知識と技能を取得して頂きます。
求める人物像
農業は個人事業ではありますが、決して個人だけで行えるものではありません。地域の人と協力して、農業にかかわる各種地域活動に参画して頂きます。その為、人並み程度のコミュニケーション能力を有し、人との協力を厭わない明るい方が理想です。

活動場所の紹介

伊達市全域(師匠となる先進農家へ通いで研修を受けて頂くことになります。アパート等をお探し頂くことになりますが、移住コンシェルジュが支援致します。)

私たちがサポートします!

伊達市未来政策部協働まちづくり課(地域おこし協力隊担当):しっかり3年間伴走支援致します。着任前の相談もお任せください!また、福島県では「新規着任者オリエンテーション」や「活動報告交流会」など、地域おこし協力隊員に向けた研修や交流会を開催しております。研修会などに積極的に参加して、他の地域の隊員の方々と交流し活動の幅を広げることができます。誠心誠意ご対応します。

市移住コンシェルジュ:採用から伊達市への移住に際して、懇切丁寧にご相談に応じます。

JAふくしま未来:伊達市を所管する地元農協。研修時から将来に向けた新規就農まで幅広く支援します。

伊達市産業部農政課:新規就農制度に精通し、研修時から密接に関わり3年後の確実な新規就農を支援します。

モモ・あんぽ柿生産部会:隊員が師事する師匠農家が所属する地元生産部会が温かく研修と就農を見守ります。

先進農家(師匠):隊員を我が子のように慈しみ育てます。地元でも一目置かれる生産者が名を連ねます。

福島県県北農林事務所伊達農業普及所:福島県農業部門の出先機関。農業に関するありとあらゆる疑問と悩みに専門的見地から助言します。

卒隊後に向けてこんな支援をします

3年間、地域おこし協力隊員として研修に励んで頂きます。
地域おこし協力隊員3年目には、新規就農に向けて、農業委員会の農地あっせん事業を利用しながら、農地の確保を支援します。また農林水産省の新規就農者向け事業を活用するのはもちろんのこと、伊達市農政課が支援する新規就農者向け補助事業も活用頂けます。新規就農者向け事業は地元農協にもあり、手厚い支援を受けることができます。また、3年間指導する師匠はもとより隊員を受け入れた地域は、卒隊後も末永く見守り続けます。農業とはつまり、「地域の人と地域で生きていく」ということに他なりません。

伊達市ってこんなところ

福島県の北部、福島盆地(信達平野)の東北に位置する伊達市は、平成18年1月に、伊達町・梁川町・保原町・霊山町・月舘町の5町が合併して誕生しました。JR線、阿武隈急行線、東北自動車道等が縦横断し首都圏との接続はバッチリ。令和8年下期には、東北地方最大級規模のイオンモールが市内に開業予定で、現在、発展のポテンシャルにあふれています。

お知らせ

書類選考後、伊達市にお越し頂き、師匠候補となる先進農家とお引き合わせ致します。併せて、研修先となる地域を案内し、地域の雰囲気や地元の方々と懇談する場を設けますので、奮ってご応募ください。

 

募集情報

制度名 地域おこし協力隊
業務概要

【主な業務】
◆就農業務
〇市が指定する農業生産者のもとで、農業技術(作物栽培実技及び知識)及び農業経営スキルの習得
〇農作業機械等の講習受講
〇就農予定地の調査等
○地域農業者等との交流
〇その他就農に必要な知識・技術の習得及び研修等への参加
◆農業振興業務
〇SNS等を活用した本市農業や農産物を通した本市農村地域の魅力・情報発信・PR活動
〇本市農政にかかるイベントへの参加
○農業及び スマート農業の知識等の習得及び地域等への情報発信
〇その他農業振興に関わる業務 等
◆3年間の活動イメージ
 ○1年目
  ・農作業の基礎的な作業技術の習得
  ・各種農業に関するセミナーや研修会への参加
  ・農業技術の習得
  ・各時期の栽培作物の栽培技術習得
  ・研修先農家や参入したい地域の方との交流
  ・農政関連イベント等への参加
  ・他市町村の地域おこし協力隊との交流
 ○2年目(1年目の取組に加えて)
  ・経営知識の習得
  ・就農計画の作成や農地確保、情報収集など新規就農に向けた準備
 ○3年目(2年目の取組に加えて)
  ・経営知識の習得
  ・就農計画の作成や農地確保、情報収集など新規就農に向けた準備
  ・協力隊員の活動まとめ、報告

募集対象

⑴地域住民や事業者等との円滑な関係を築くコミュニケーション能力のある方
⑵令和7年4月1日現在で原則として満20歳以上、40歳以下の方で、心身ともに健康で誠実に勤務できる方
⑶都市地域(過疎、山村、離島、半島等の地域に該当しない市町村)等、伊達市外に在住しており、委嘱後、伊達市内に生活拠点を移し、必ず居住するとともに、住民票を異動できる方
⑷地域になじみ、住民とともに地域活動に取り組む意欲と実行力がある方
⑸農業を志し、新規就農を目指す方で、委嘱期間終了後に伊達市に引き続き定住する方
⑹普通自動車免許証のある方
⑺地方公務員法第16条に規定する欠格事項に該当しない方

募集人数 若干名
勤務地

伊達市(市が指定した連携先農家及び関係地域。市による農業行政活動も含みます。)

勤務時間

委託型地域おこし協力隊につき、勤務時間の制約はありません。

雇用形態

委託型地域おこし協力隊につき、伊達市との雇用関係はありません。
業務に支障のない範囲で副業は可能です。

期間

委嘱日から1年間(令和8年1月から令和8年3月末までの期間を予定)
ただし、業務・活動状況などの評価を行い、1年単位で任期を延長することができ、最長3年間の委嘱を受けられます。

給与・賃金等

委託料         月 276,600円
調査研究費(活動費) 月  25,000円
※その他、助成制度あり。

待遇・福利厚生

① 国民健康保険税、国民年金に自己負担で加入してください。
② 活動に使用する自動車及び携帯電話など活動に必要なもの各自で用意してください。
※範囲内において活動費を支出します。
③ 委嘱期間中、生活する住居は市内に各自借り上げてください。家賃については、活動費から支出してください。ただし、光熱水費は、各個人の負担となります。
④ 引越しに必要な経費については、本人負担とします。ただし、伊達市から協力隊委嘱後市規定の範囲内で、委嘱後に移転料を支給します。

申込受付期間

令和7年7月22日(火)~9月8日(月)まで
※応募書類は、9月8日必着とさせていただきます。
※期限までに応募者がない場合は応募期間を延長する可能性があります。

審査方法

⑴第1次選考:書類選考を行います。選考結果は応募者全員に文書でお知らせします。
⑵第2次選考:第1次選考合格者を対象に面接試験を行います。
        ※日時、場所等については、第1次選考結果とあわせてお知らせします。
        ※面接会場までの交通費及び宿泊費は自己負担になります。
⑶選考結果:選考結果は受験者全員に文書でお知らせします。
        ※伊達市への住民票の異動は必ず委嘱日以降に行ってください。

参考URL https://www.city.fukushima-date.lg.jp/soshiki/11/79410.html
備考  
お問い合わせ先

伊達市 未来政策部 協働まちづくり課
電話 024-575-1177 FAX 024-575-2570 
E-mail kyodou@city.fukushima-date.lg.jp