西会津町(にしあいづまち)は、福島県の西端、新潟県との県境に位置する人口約5,300人の町です。
 江戸時代には越後街道の宿場町として栄えた歴史があり、町内をJR磐越西線(JR野沢駅ほか)や磐越自動車道(西会津IC)が通っているため、周辺の地域に比べても交通の便が良いことも特徴です。古くから霊地として親しまれている飯豊山の恩恵を受けた米や野菜は、町外県外からも買い付けに来るほどの人気ぶりで、ふるさと応援寄附金でも人気の返礼品となっています。冬季は非常に降雪が多く、除排雪に苦労することもあるかと思いますが、台風や地震の被害は比較的少なく、穏やかな自然環境下での暮らしを実現できます。

今回募集する分野は「事業承継(製麩)」

 西会津町の特産品のひとつである「車麩(くるまふ)」。町内の製麩所が製造しています。日持ちが良く、お土産物としても重宝されているだけでなく、福島県内の会津地方を中心にスーパーや飲食店等に広く出荷しているため、町内外の地元の方々からの認知度も高い特産品です。
 地域に根差した車麩を作る会社も町内では1社、会津地方でもほかに1社のみとなりました。長い歴史の中で育まれた伝統技法を継承し、町の特産品を後世に引き継いでくださる方を募集しています。応募前にぜひ一度、現地での見学と実際にその味を確かめに来てください。
(掲載写真は受入先の製麩所で車麩を焼き上げる作業の様子です)

 

西会津町地域おこし協力隊のこと

 西会津町は地域おこし協力隊制度を導入して12年目を迎え、福島県内でも有数の採用実績があります。現役で活動している隊員や定住した協力隊経験者も多く、先輩隊員や移住者として新しく着任する皆様をサポートしてくれる頼もしい人材が揃っています。
 また、着任する皆様が所属する西会津町役場では、次のような取り組みにより、協力隊活動や退任後のキャリアに向けたサポートを行っています。

・地域住民、関係団体との橋渡し(配属課や受入団体によるサポート)
・豊富な研修機会の提供(町独自の研修以外にも多数)
・隊員同士の連携や情報共有の機会の提供(毎月の定例ミーティング)
・協力隊専用の定住と起業に向けた補助制度(定住起業補助金)
・退任後の定住に向けた自主活動日の設定(任期3年目から)

 地域おこし協力隊の応募に関して気になることや詳しい活動内容を知りたい場合は、事前相談や現地見学も受け付けています。オンラインでの相談も可能ですので、お気軽にご相談ください。

 

関連イベント情報

 9~11月にかけて、東京都内で開催される移住イベントに出展するほか、町単独での協力隊募集説明会やおためし地域おこし協力隊も開催予定です。ぜひご参加ください。
・9/20 ふるさと回帰フェア(https://event.furusatokaiki.net/fair2025/
・9/21 西会津町地域おこし協力隊あれこれ相談会(https://iju-nishiaizu.com/
・10/11 西会津町出張移住相談会
・10/17-19 LOCAL STUDY CAMP in Nishiaizu(おためし地域おこし協力隊)
・11/9 福島くらし&しごとフェア

制度名 地域おこし協力隊
業務概要

①主な業務内容
◆最優先かつ必須業務
​ 炭焼き車麩の伝統的な製麩技術の習得、経営ノウハウの習得
◆積極的に取り組んでほしい業務
 こんにゃくの製造技術の習得(受入団体では車麩のほかにこんにゃく製造を一部取り扱っているため)

※その他事務的な業務…月次活動報告書等の各報告書類の作成、休暇・時間外勤務・出張等の申請、町担当者や関係者との定期的な面談、毎月の協力隊ミーティングへの参加、協力隊活動の情報発信​など

②3年間の活動イメージ
《1年目》
​・製麩技術、こんにゃく製造技術の習得
・​受入団体(製麩所)の営業支援(取引先の対応等)

《2年目》
・製麩技術、こんにゃく製造技術の習得
・​受入団体(製麩所)の営業支援(取引先の対応、取引先の新規開拓等)

《3年目》
・1~2年目の活動継続
・継業にかかる事務手続き等

募集対象

次の要件のいずれにも該当する方のみ応募可能です。なお、学歴・性別は問いません。(新規学卒者可)

(ア)西会津町の振興・活性化に強い志を持ち、委嘱日時点で年齢18歳以上の心身ともに壮健な者
(イ)3大都市圏内の都市地域[※1]又は地方都市(条件不利地域[※2]を除く)に居住する者で、採用後[※3]、勤務地に住民登録し、生活の拠点を移すことが可能な者
※1 3大都市圏とは、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、岐阜県、愛知県、三重県、京都府、大阪府、兵庫県及び奈良県の区域の全部。
※2 条件不利地域とは、次の①~⑦のいずれかに該当する地域とする。①過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法、②山村振興法、③離島振興法、④半島振興法、⑤奄美群島振興開発特別措置法、⑥小笠原諸島振興開発特別措置法、⑦沖縄振興特別措置法に指定された地域。
※3 採用日前に町に住所登録をした者は対象外となります。
(ウ)普通自動車免許を有する又は委嘱日までに取得予定であり、県内及び近隣県への運転業務に支障がない者
※町内での生活や移動手段として自家用車は必要不可欠です。
※ペーパードライバーや普通自動車免許を取得して間もない場合は、採用後に町内での運転研修を実施することも可能です。
(エ)パソコンの基本的な操作(文書・資料作成等)、ホームページやSNSによる情報発信(テキスト作成・写真撮影を含む)ができる者
(オ)地方公務員法第16条に規定する職員の欠格条項に該当しない者(募集要項最終頁に記載有り)
(カ)応募に際し現地見学会へ参加できる者(日程等は別途調整)

募集人数 1名程度
勤務地 町内製麩所
※所属は西会津町役場商工観光課
勤務時間 勤務日数 週5日(土日祝日を含む)
勤務時間 午前8時30分から午後5時15分
※勤務日は採用決定後に町と受入団体と三者で調整し設定します。
※勤務時間を超過する場合は勤務時間を振り替えます。
雇用形態 西会津町会計年度任用職員
※副業可能(条件あり)
雇用期間 令和8年4月1日から令和9年3月31日まで
町が認めた場合は最初の委嘱日から起算して最長3年まで延長が可能です。
給与・賃金等 月額 200,000円(左記から源泉徴収及び社会保険料本人負担分が控除されます)
期末・勤勉手当 年2回(6月・12月) ※退職金なし
想定年収 3,300,000円程度
待遇・福利厚生 ・年次有給休暇、夏季休暇は別途付与されます。有給休暇は当該年度内の勤務日数によって付与される日数が異なります。
・健康保険、厚生年金、雇用保険に加入します。
・住宅の借上料(家賃)については、活動費の中から拠出することができますが、敷金礼金や光熱費等は自己負担となります。
・住居は町内の民間アパートや公営住宅等をご紹介します。
・赴任旅費(赴任にかかる引っ越し費用、交通費、宿泊費)として、町規定により72,000円を支給します(1回限り)。
・協力隊活動には公用車を使用できます。
・自家用車を使用する場合、町内外への出張費用を25円/㎞で弁償します。
申込受付期間 令和7年11月21日(金)まで(応募書類必着)
審査方法 (ア)一次選考:書類選考 【実施時期】随時
 応募用紙に記載された内容をもとに選考を行います。書類選考時に必要に応じて連絡をさせていただく場合があります。書類が届き次第、2週間以内にこちらから選考の進捗状況についてお知らせさせていただきます。
 結果は、応募用紙に記載された現住所へ郵送により本人宛て書面でお知らせします。
(イ)二次選考:面接 【実施時期】令和7年12月下旬
 書類選考の合格者に対し、対面での面接を実施します。日時や場所等の詳細については、前記(ア)の書類選考の結果通知に併せてお知らせします。
 採否は面接から1週間程度を目安に、履歴書に記載された現住所(別途連絡先の記載がある場合は当該連絡先)へ郵送により本人宛て書面でお知らせします。
(ウ)その他
 前記(ア)及び(イ)の結果等に対する問い合わせ等は一切受け付けません。
参考URL https://www.nishiaizu.net/digitalstrategy-1-1-1
備考  
お問い合わせ先 西会津町 企画情報課 西会津のある暮らし相談室
〒969-4495 福島県耶麻郡西会津町野沢字下小屋上乙3308番地
(電話)0241-45-2230
(メール)iju@town.nishiaizu.fukushima.jp