西会津町は濃い緑の山に囲まれ、澄んだ清流が流れる四季で異なる豊かで「目で見る観光」山菜、手打ちそば、渓流魚、地酒など「食べる観光」などたくさんの名物がある町です。
また、春～秋には森林浴や雄大な滝を見ながら歩ける大山祇神社の御本社参道は福島の遊歩道50選に選ばれています。磐越自動車道、国道49号線が走り、新潟方面からの観光客も多く訪れます。

そんな西会津町ですが、田舎の自治体ならではの課題の１つが、「空家・空き店舗の利活用」です。町内には約７００戸の空家が存在しています。町でも「空家バンク」を設けて利活用や撤去の補助金も整備していますが、空家所有者の「売りたい、貸したい」という要望と空家に住みたい方の「買いたい、借りたい」という需給バランスが上手くとれていないことから、空家の解消がスムーズにいかない現状があります。空家も、すぐに人が住めるくらい管理されている物件もあれば、掃除や改修が必要な物件もあります。空家を管理する人がいないため荒廃が進んでいくこともまた、課題となっています。
そこでこの度、空き家を活用した起業に興味がある方、空家の管理や利活用の提案、仲介などを行うことで空家を循環させていく総合コーディネートに興味がある方を募集し、実際に現地を見ていただきたいと考えています。
地域や人に関わることが好きな方、柔軟に対応ができる方、地域のいとなみや文化を重んじながら自分のお店や工房を持ちたい方など、歓迎です。（宅地建物取引士資格をお持ちの方や不動産業界・住宅業界に関わられていた方、大歓迎です！）

「空家問題」は、今は田舎特有の問題ですが、超高齢化社会に向かう日本では、やがて都市部でも発生し得る問題です。今この時から、空家をどうやって使うのかを行政や住民と一緒に考えていくことで、将来全国的に起こり得る問題の解決策を先取りしていきましょう！
一見すると負の財産に見えてしまう「田舎の空家」を使って地域を盛り上げる中心人物へと成長する舞台の候補として、是非西会津町を見に来てみてください！