浪江町は東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故により、全域が避難指示区域に指定され、全町民が町外(全国各地)への分散避難を余儀なくされました。2017年3月に避難指示区域の一部が解除されましたが、町の面積の約8割は未だ人が住めない帰還困難区域のままです。

現在の住民登録人口は約16,000人(震災当時約21,000人)ですが、実際に居住しているのは約1,800人です。そのため、できるだけ多くの町民のみなさんに早期に浪江町に帰ってきていただくとともに、新たな居住人口を増やしていくために、様々なインフラ整備をはじめ、ハード・ソフト両面から急ピッチで事業を推進しています。

■こんなことを協力隊に求めています!

浪江町会計年度任用職員として採用され、「一般社団法人まちづくりなみえ」が受入団体となります。震災により、まちづくりがいったん0(ゼロ)からのスタートとなった浪江町。当時の現状や震災からの復興の状況等について情報を収集、習得し、福島県および公益財団法人福島県観光物産交流協会とともに推進しているホープツーリズムをはじめとする町内外でのスタディツアーに関する活動等を行っていただきます。
町の観光と復興に強い志を持ち、ポジティブで協調性のある方を求めます。

■活動場所の紹介

受入団体である「一般社団法人まちづくりなみえ」は、浪江駅前に事務所があります。スタディツアーの対応や情報収集等で、浪江町内に限らず県内各地へ出向くこともあります。

■私たちがサポートします!

浪江町役場産業振興課商工労働係の職員が担当者として、隊員の業務・生活をサポートします。一般社団法人まちづくりなみえは、受入団体として、活動に必要なスキルの研修等を通じてサポートします。

■卒隊後に向けてこんな支援をします

3年間の任期終了後は継続して「一般社団法人まちづくりなみえ」での受け入れ、または協力隊としての経験を生かした地域観光ビジネス等をイメージしています。
協力隊3年目または任期終了後1年目に起業する場合は、起業に要する費用の補助制度(上限100万円)があります。

■浪江町ってこんなところ

浪江町は歴史ある美しい町です。海や山に囲まれ、豊かな自然とともに発展してきた町です。東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故による全町避難で、一度は賑わいを失ったものの、現在では、商店や漁港、学校などが再開しています。また、福島イノベーションコースト構想の中核を担うロボットテストフィールド浪江滑走路や世界最大級の水素製造拠点などの新たな産業と、豊かな風土を生かした農林水産業により新しい町づくりを進めています。

■お知らせ

説明会等の予定はありませんが、ご質問等がございましたらお気軽にお問い合わせください。
地域おこし協力隊として「一般社団法人まちづくりなみえ」に配属されている先輩隊員から、応募前に現場での業務内容や町での生活についてアドバイスを受けることもできます。

応募条件等

制度名 地域おこし協力隊
業務概要

交流人口と関係人口の拡大により浪江町の観光と震災からの復興を推進するために、地域情報の収集・整理、視察や教育旅行等のスタディツアー、観光コンテンツの対応等の活動を通じ、地域づくりに取組んでいただきます。

  • 浪江町を視察される方に対して対応マニュアルにより現地ガイドをしていただきます。
  • 教育旅行等のスタディツアーに関する研修に参加し、東日本大震災・原子力災害伝承館等のフィールドパートナーを目指していただきます。
募集対象
  1. 観光振興、地域づくり及び復興に強い志を有するとともに、ポジティブで協調性があり、心身共に健康な方
  2. 教育旅行等のスタディツアーに興味のある方(ホープツーリズムに関する研修があります。)
  3. 応募日現在、3大都市圏内の都市地域又は地方都市(条件不利地域を除く)に居住する者、又は、これまで地域おこし協力隊として2年以上活動し、かつ、解職から1年以内である者で、採用後、浪江町に住民票を異動し、生活の拠点を移すことが可能な方
  4. 普通自動車免許を有し、浪江町及び福島県内での運転業務に支障がない方
    ※協力隊として活動、生活する際の移動手段として自家用車は必要不可欠です。
    ※町が負担する活動経費の範囲内で車両をリースすることも可能です。
  5. ワード、エクセル等の基本的な操作ができる方
  6. 観光や地域の情報等に関し、SNS等で情報発信ができる方
募集人数

若干名

勤務地 事務所:一般社団法人まちづくりなみえ(福島県双葉郡浪江町大字権現堂字塚越2-10)
勤務日数・時間

・勤務日数  週5日
・勤務時間  原則 9時00分~17時45分(休憩1時間)
・休  日  水曜、日曜、祝日、12月29日~1月3日
※活動状況によって夜間、休日の出勤があります。
※休日等出勤の場合は、振替となります。

雇用形態

・地方公務員法第22条の2第1項に規定する会計年度任用職員
・副業不可

雇用期間

採用された日からその年度の末日まで
※1年ごとに更新、最長3年まで延長する場合あり

給与・賃金等

・月額 149,300円~186,500円
・期末手当、時間外手当、通勤手当あり

待遇・福利厚生

・社会保険(健康保険、厚生年金保険、雇用保険)に加入
 採用2年目以降は市町村職員共済組合に加入
・有給休暇、特別休暇あり
・住居は受入団体と調整し受入団体が確保、借上げる
・引越し費用助成あり(上限10万円)
・自己研鑽費助成あり
・協力隊3年目又は任期終了1年目に起業する場合、起業に要する費用の補助あり(上限100万円)

申込受付期間 ・随時
※採用候補者が予定人員に達した場合は募集を終了します。
審査方法

(1)一次選考(書類選考)
 書類による審査を行います。
 ・浪江町地域おこし協力隊エントリーシート
 ・浪江町会計年度任用職員登録申込書
 ・在職及び職務内容等申出書(兼確認書)
 ・税に未納のないことの証明書(課税されている自治体から取り寄せてください。)
 ※提出書類等は浪江町役場ホームページからダウンロードできます。
(2)二次選考(面接)
 ・一次選考の合格者に対し、面接を実施します。
(3)着任
 ・合格後協議(個別事情については、個々に対応します。)

参考URL

https://iju.mdnamie.jp/work/#machiokoshi
https://www.town.namie.fukushima.jp/

浪江町地域おこし協力隊インタビュー

備考・その他

 

お問い合わせ先

〒979-1592
福島県双葉郡浪江町大字幾世橋字六反田7-2
浪江町産業振興課 商工労働係(担当:大塚)
電話:0240-34-0247
E-mail:namie15010@town.namie.lg.jp