2022年、二本松市内で活動する現役の地域おこし協力隊3名と協力隊OB1名により、「Horiokosso(ホリオコッソ)」という団体が立ちあがりました。そのきかっけとなったのが、2020年のコロナ禍に協力隊の発案で誕生した「菊手水(きくちょうず)」というイベントです。
 活動地域が異なる協力隊同士が連携し、今年で3回目の開催を迎えた「にほんまつ菊手水」について、「Horiokosso」のメンバー4人にインタビューを行いました。

インタビュー概要

自己紹介(0:21~)
二本松市地域おこし協力隊 渡邊龍馬さん
二本松市地域おこし協力隊 渡邊史子さん
元・二本松市地域おこし協力隊 寺澤信也さん
二本松市地域おこし協力隊 小野寺智行さん

Q:4人の関係性について教えてください(2:07~) 
A:2022年にイベントの企画、運営、プロデュースを行う「Horiokosso」という団体を4人で立ち上げました。別々の地域で活動する隊員同士が「にほんまつ菊手水」のイベントをきっかけに、同じ事業に取り組むことになりました。

Q:菊手水について教えてください(2:32~)
A:二本松市は60年以上の歴史のある「にほんまつの菊人形」で有名な菊のまちです。新たな菊の見せ方で来た人に楽しんでもらえるよう、菊を用いた花手水のイベントを開催しています。今年は市内の寺社仏閣11カ所で開催しています。

Q:菊手水をはじめたきっかけは?(2:56~)
A:コロナ禍で観光が自粛される中、密を気にせず楽しめるイベントはないかと企画しました。寺社仏閣の手水から柄杓が撤去されたことを受け、菊を浮かべてみてはどうかと協力隊の会話の中から企画が生れました。

Q:どのような方達と関わりながら取り組んでいますか?(3:21~)
A:「にほんまつ菊手水」を始めた1年目は、当時8名の二本松市地域おこし協力隊全員に協力してもらいました。また、菊の生産者やフラワーコーディネーターの方にもご協力いただき、イベントの準備を行いました。
2年目は、市内で菊のPRを行っていたにほんまつ商工会議所女性会のみなさんにもご協力いただきました。
今年で3年目の開催となりますが、協力隊の任期は3年と限られているので、お手伝いできるのは今年が最後になります。そこで、これまで私たちが行っていた菊の飾りつけなどの管理を会場の管理者の方にお願いして、更に地域の皆さんの力を借りながら、今年は11の会場で開催することができました。

Q:反響はいかがですか?(5:08~)
A:とてもたくさんの方々に喜んでいただけました。1年目には、にほんまつ観光協会の観光MVP賞を二本松商工会議所女性会と二本松市地域おこし協力隊でW受賞しました。
昨年、Instagramでは、若い女性を中心に「#にほんまつ菊手水」だけでも1000件を超える投稿がありました。回を重ねるごとに、にほんまつ菊手水に賛同してくださる神社仏閣も増えています。

Q:やりがいや楽しさを感じるのはどんな時ですか?(5:45~)
A:デザインを考えたり、どんな飾り方をするとお客さんが楽しんでくれるかなと、飾りつけを工夫するのが楽しいです。
A:菊の花=仏花というイメージですが、「すごくかわいい!」「こんな菊見たことない!」と来場者が新しい発見をしてくれることにやりがいを感じています。

Q:今後の目標について教えてください(6:29~)
A:地元住民の方達に「菊手水」を楽しんでもらいたいと思っています。主催者、菊の生産者、会場の管理者すべてが地元住民の方なので、地元の方が楽しめることが自分たちが楽しむことにつながっています。
関わる人がみんなハッピーになるために、自分たちにできることをこれからも見つけていきたいと思っています。

関連情報

にほんまつ菊手水 https://www.nihonmatsu-kikuchouzu.jp