福島県南相馬市小高区は、東日本大震災に伴う原発事故により、2016年7月まで5年以上避難指示区域となっていた地域です。仕事や暮らしを形作っていたあらゆるものが失われ、課題がいまだに山積しています。
ただ、そんな余白のあるまちだからこそ、チャレンジしやすい環境があり、20代で起業する若者も増えており、南相馬市では、地域資源の有効活用や地域課題の解決を通して、地域に根差した魅力ある仕事づくりを行う起業型地域おこし協力隊(以下「協力隊」)を募集しています。

福島県南相馬市では、「予測不能な未来を楽しもう!」をコンセプトに、ユニークな視点や新しい価値観で暮らしをアップデートする事業を興し、まちの未来を共につくる起業型地域おこし協力隊「Next commons Lab 南相馬(NCL南相馬)」のメンバーを募集しています。
これまで20人のメンバーが着任し、それぞれの分野で事業を推進してきました。新たな雇用や共創が生まれ、少しずつ賑わいを見せている南相馬ですが、東日本大震災の影響で人口が急減したこの地にはまだまだ余白があり、地域を共につくるプレイヤーを継続的に募集中です。

そのひとつのプロジェクトとして、南相馬で次世代のサステナブルな「農と食」にチャレンジする起業家を募集します!

・ 「農と食」という人々の営みに最も身近である事柄について、SDGsの広がりによって環境・健康などへの意識が広がりとともに改めて考えを深める機会が増えています。
・ 「農」という自然環境に左右されやすく、また長年の経験が必要で属人的な産業が、AIや5GといったIT技術の革新によって新たな農との関わり方が生まれてきています。
・ 「食」という人々にとって最も大切な営みが、コロナ等による生活様式の変化によって、その在り方にも大きな変化が訪れようとしています。

生産者の担い手不足は南相馬だけでなく全国的な課題であり、チャレンジする意義のあるプロジェクトです。ぜひ、具体的で地域の未来を明るくするような事業アイデアをもってご応募ください。

こんなことを協力隊に求めています!

【期待する成果】
・地域資源を活かした循環型の農業が広がることにより、生態系が維持され自然と共生しやすい土壌をつくる
・身体に優しい、旬で新鮮な食材を地域の中で循環させることで、身体の巡りをよくし心と身体が健康な人が増えている
・地産地消が促進されることで、生産と消費の関わりや伝統的な食文化について理解が深まり、農や食への興味関心をもつ若者が増えている

【プロジェクト例】
・馬糞や廃棄食材等の地域の資源を活用し、土壌改良することで炭素量を抑える低炭素な循環型農業の経営、または循環型農業を促進する肥料生産・販売
・オーガニック野菜を生産しながら、自家栽培野菜を提供する飲食店事業や、6次化商品を開発する事業
・循環型農業で自給自足をしながら、持続可能な農産物のパッケージングやブランディングを考案し、地域生産者の新たな販路を開拓する事業

 

活動場所の紹介

活動場所は南相馬市全域です。自らの手で事業を立ち上げていただきます。

 

私たちがサポートします!

Next commons lab 南相馬(南相馬市起業型地域おこし協力隊)運営事務局が活動をサポートいたします。また、現役の地域おこし協力隊や南相馬市で起業した方と交流機会もあります。

 

卒隊後に向けてこんな支援をします

3年間は地域おこし協力隊として起業を目指して活動していただきます。協力隊3年目または任期終了1年目に起業したい場合は、起業に要する費用1,000,000円の補助があります。

 

南相馬市ってこんなところ

南相馬市の位置は、福島県浜通りの北部で太平洋に面し、面積は398.58平方キロメートルです。
東京からの距離は292キロメートルで、福島県いわき市と宮城県仙台市のほぼ中間にあります。
東部には太平洋が広がり、西部には阿武隈高地が連なっています。この地形により、全体として海洋性の温暖な気候が形成され、夏は比較的涼しく、冬は降雪が少ない穏やかな北関東型の気候が特徴です。日照量も年間2001時間と比較的恵まれています。
「東北地方=雪が多い」というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、南相馬市では雪は数えるほどしか降りません。積もることがあっても2~3日中にはほとんど融けるため、雪かきはほとんど必要ありません。このように、南相馬市は冬でも過ごしやすい環境が整っています。

 

お知らせ

オンライン説明会は定期的に行っています。日程はNCL南相馬にお問い合わせください。
応募前に、おためし地域おこし協力隊・地域おこし協力隊インターンのプログラムもご用意しておりますので、併せてご検討ください!
「おためし地域おこし協力隊」・「地域おこし協力隊インターン」の詳細は以下のURLをご覧ください。

https://owb.jp/service/ncl_internship/

 

制度名 地域おこし協力隊
業務概要

【主な業務】
南相馬の資源を活かしながら、自身で企画、設計した事業プランに基づいて、起業に向けた計画的な活動をしていただきます。

【3年間の活動イメージ】
応募の際に提出した向こう3年間のスケジュールに従い、地域に根付いた事業を進めていただきます。
その他、NCL南相馬スタッフとの月次面談や、年次報告会にて事業の進捗や成果についてご説明いただきます。

■1年目
情報収集
地域との関係構築
資金調達
事業スモールスタート

■2年目
法人化
プロダクト・サービスローンチ

■3年目
PDCAサイクル
卒隊に向けた事業計画作成・実行

募集対象

【求める人材】
・農や食をテーマに、既存の概念に捕らわれず新たなチャレンジをしたい人
・地域の特性や地域資源を活かしながら、新たな視点とアイデアでチャレンジできる人

本プロジェクトは地域おこし協力隊制度を活用するため、以下の条件を満たす必要があります。
・3大都市圏内・外に限らず、都市地域および政令指定都市にお住まいの方(全部条件不利地域の方は対象となりません。また、一部条件不利地域にお住まいの方は区域によって違いますので、各地域の市役所にお問い合わせください。)
・採用後は市内の該当地域に住民票を異動していただける方

募集人数 3名
勤務地 南相馬市内
勤務時間 決められた勤務時間はありません
(各自のスケジュールに応じて、1日6時間~8時間程度)
雇用形態 南相馬市の起業型地域おこし協力隊員として、南相馬市との業務委託契約
雇用期間 着任日等は応相談。
※最長3年間
給与・賃金等 起業・独立するための支援金として、毎月28万円程度の活動報償費を最大3年間支給します。(年度毎に見直しあり)
待遇・福利厚生

・用途別活動経費の追加補助あり
・個人事業主としての起業活動となるため、国民健康保険、国民年金等に加入し、所得税・住民税、健康保険料、年金保険料等は個人が負担します。
・自身のプロジェクトを通して起業し、自身の起業した事業から収入を得ることができます。

※車両持ち込み歓迎
※住居は応相談。(近隣にアパート(シェアハウス等)あります。)

申込受付期間

2024年6月1日 ~2025年3月31日

審査方法

南相馬市より本事業の委託を受けたOWB株式会社及び一般社団法人Next Commons Labが協力隊の募集・選考業務を行います。
応募の際は専用ホームページ上に掲載されたプロジェクト(ローカル屋台プロデューサープロジェクト/アグリプレナープロジェクト/自由提案型プロジェクト)の中から一つを選択し、3年以内に起業するための事業計画を提出していただきます。
選択したプロジェクトにより提出物が異なる可能性があるため、募集要項をよくご確認ください。

【募集期間】随時受付中

※着任の決定したプロジェクトに関しましては、その時点で募集終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください

参考URL https://ncl-minamisoma.jp/
備考

【提出書類】
履歴書
※写真を必ず添付してください
※必ず携帯以外のメールアドレス(フリーメール可)を記入のこと
職務経歴書
事業計画書/企画書(様式自由)
将来的に自身で立ち上げたいと考えているビジネスやプロジェクトについて、企画背景、企画概要・コンセプト、向こう3年のスケジュールと収支計画、事業体制などを記載のこと
その他自身の経験やスキルを活かせる分野、関心の高い分野について記載のこと
※PDF形式でご提出ください
※提出して頂いた応募書類は返却致しません
※事業計画書、参考(日本政策金融公庫さまより)

https://www.jfc.go.jp/n/service/dl_kokumin.html

お問い合わせ先

南相馬市 商工労政課(担当:田中)
〒975-8686 福島県南相馬市原町区本町2-27
TEL:0244-24-5335 FAX:0244-23-7420
URL:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScn-sVY_jQMu4gVytM5NXQ6D-l_3-AOisxvH3-dECaqOdSNAQ/viewform