「ラーメン」で有名な喜多方市のラーメン産業は、1980年代からのラーメンブームに乗り、観光客数も大幅に増加し、当時、市内の店は100店以上あり市内産業に経済波及効果をもたらす一大産業へと成長しました。このような中、喜多方ラーメン店で構成する「蔵のまち喜多方老麺会(らーめんかい)」が発足し、喜多方ラーメンのPR、ブランド化に向けた活動に加え、社会貢献活動等を行ってきています。

かつては日本三大ラーメンと言われた「喜多方ラーメン」。現在、人口減少・ラーメン店主の高齢化等による店舗数の減少や、他地域のご当地ラーメンの台頭・情報発信能力の低下でブランド力の低下が危惧されています。
その中で地域住民やラーメン関係者と協力しながら、喜多方ラーメンのPRに取り組み、観光客増加に繋がるための積極的なチャレンジをしたいと考えています。

■こんなことを協力隊に求めています!

喜多方ラーメンのリブランディング、魅力的な情報発信など、地元の私たちでは思いつかないアイディアを求めています!試作品づくりなどの様々な企画を行うことも可能です。そして、何より「喜多方ラーメンの歴史・文化を学び、喜多方ラーメン店の開業または事業承継」を本気で目指している方を募集します。
自由な発想力と、それを実現させる実行力、それらをつなぐコミュニケーション力、そして、何といっても「喜多方ラーメンに対する熱い思い」がある人を求めています。

■活動場所の紹介

活動場所は、喜多方市内の事業所になります。市内のラーメン店さんや関連業者に出向き、地域の人たちと関わることも多くあります。
ラーメン店での技術習得は、朝早くから行われる場合もあります。

■私たちがサポートします!

喜多方老麺会事務局・理事が担当者として関わります。着任時の不安や任期中に必要なことなどサポートします!また、着任後には「喜多方ラーメンブランドプロジェクト」の方々から活動を通して地域のことも教えてもらってください。
このほか、他の喜多方市地域おこし協力隊との定例ミーティングでの交流があり、福島県全体でも隊員にむけた研修や交流会が開催されておりますので、積極的に参加し、他の協力隊と知り合いになってぜひ活動の幅を広げてください!

■卒隊後に向けてこんな支援をします

・3年間地域おこし協力隊として活動後、起業に向けて、関係者が連携してサポートを行います。
・卒隊後に向けて、市の創業支援セミナーなど、起業に向けた研修の受講が可能です。
・協力隊3年目、任期終了1年目に起業する場合、起業に要する費用1,000,000円を補助します。

■喜多方市ってこんなところ

福島県西北部、会津盆地の北部に位置し、南に遠く那須連山、東に名峰磐梯山、西に霊峰飯豊山を望める豊かな自然に恵まれた風光明媚なまちです。気候は、裏日本型気候で平均気温11℃、降水量は年間1,200mm程度です。会津盆地の北に位置する喜多方市は喜多方ラーメン、山都そばは全国的にも有名です。 酒蔵や味噌蔵などの蔵が多く立ち並ぶことから、蔵の街としても知られています。
市の産業は、昭和40年頃までは、稲作を中心とした農業が基幹産業でしたが、現在は、非鉄金属、繊維、弱電などの製造業や建設業に移行してきました。
一方で、年間180万人以上の観光客が訪れている観光都市でもあり市内には、新宮熊野神社などの歴史ある寺社や、日中線しだれ桜並木・200万本のひまわりが咲き誇る三ノ倉高原の花畑など、自然と歴史を感じることができる素敵な街です。

■お知らせ

地域おこし協力隊への応募前に活動地域や生活環境確認のため、希望者に対し、現地案内を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

応募条件等

制度名 地域おこし協力隊
業務概要

【募集要項に規定する活動内容】
(1)喜多方ラーメン文化・歴史等基礎知識の学習
(2)喜多方ラーメン作りの技術・技能の取得
(3)喜多方ラーメンPR・情報発信(SNS活用必須)
(4)喜多方ラーメンブランドプロジェクトへの参画
(5)自らのアイディアや個性を生かした地域活性化に向けた活動
(6)上記活動を通して喜多方ラーメン店の開業または事業承継
(7)その他、喜多方市及びラーメン産業界の活性化に資すること

【主な業務(具体的な取組内容)】
①「喜多方ラーメン」のPR・情報発信(SNS活用必須)
  ラーメン店の取材を行い、各店舗を深堀り記事を作成し個性を生かした情報発信をおこなう。
②「喜多方ラーメン作りの技術・技能の取得」
 指定したラーメン店でラーメンの作り方や店舗の運営方法などを学ぶ。
③ 自らのアイディアや個性を生かした地域活性化に向けた活動
 「喜多方ラーメン」の文化・歴史等基礎知識の学習を通して、喜多方ラーメンの全国的な知名度を上げる活動をする。
④ 喜多方ラーメン店の開業や事業承継に向けた活動
  喜多方ラーメン店の開業に向けた技術習得を行いながら、店舗探し、資金調達、店舗改修等を行います。

【3年間の活動イメージ】
1年目は文化・歴史等基礎知識の学習を中心にPR・情報発信を行う。2年目は喜多方ラーメン作りの技術・技能の習得、3年目には開業に向けた準備、最終的には独自に店舗営業できるようになることを目指します。

■1年目
<地域資源、文化・歴史等基礎知識の習得・情報発信、ラーメン関係者との信頼関係を構築>
①地域資源、文化・歴史等基礎知識の習得(製麺会社訪問、地域や専門家等へのヒアリング調査・地元産の農産物などを学ぶ)
②各店舗の取材・情報発信、喜多方ラーメンブランドプロジェクトなどに参加しながら、ラーメン関係者との信頼関係を構築する。

【1年目の1週間のスケジュールイメージ】
日曜日:休み ※イベント時は土日勤務あり。
月曜日:SNS・HP記事や動画作成・編集 企画の検討
火曜日:文化・歴史等基礎知識の習得・現地調査・取材
水曜日:休み
木曜日:文化・歴史等基礎知識の習得・現地調査・取材
金曜日:調査内容のレポート作成、情報発信等
土曜日:休み

■2年目
<喜多方ラーメン作りの技術・技能の取得>
1年目の取組を継続しながら、
③ラーメン店での技術・技能の取得
④各店舗の取材・情報発信(HP、Facebook、インスタ等)を行う
⑤空き店舗情報の収集や、開業までの資金調達方法、経営に関する知識習得を行う

■3年目
<喜多方ラーメン店開業に向けた活動>
1年目、2年目の取組を継続しながら、
⑥①~④で得た知識や経験を生かし、新たなラーメンを企画する。
⑦空き店舗の改修(外観や内装、水廻りなど)など開店準備

※任期中の開業が難しい場合は、継続して開業に向けた取組を行うことが望ましい。

募集対象 (1)次に該当する者
ア 年齢、性別は問いません。
イ 地域活性化に積極的に取り組み、隊員期間満了後においても本市に定住する意欲のある方。
ウ 心身ともに健康で誠実に職務を行うことができる方。
エ 三大都市圏をはじめとする都市地域または地方都市(ただし、条件不利地域(※1)を除く)に居住(※2)し、採用後、喜多方市に住民票を異動し、生活拠点を移すことができる方。
※1 条件不利地域とは、次の①~⑦のいずれかに該当する地域とする。
①過疎地域自立促進特別措置法、②山村振興法、③離島振興法、④半島振興法、⑤奄美群島振興開発特別措置法、⑥小笠原諸島振興開発特別措置法、⑦沖縄振興特別措置法に指定された地域。
※2 次のいずれかに該当する者は、居住地要件の例外として扱う。
   ・これまで地域おこし協力隊として同一地域で2年以上活動し、かつ、解嘱から1年以内である者
   ・語学指導等を行う外国青年招致事業(「JETプログラム」)を終了した者で、JETプログラム参加者として2年以上活動し、かつ、JETプログラムを終了した日から1年以内である者
オ ラーメン店開業に意欲のある方、ラーメンが大好きな方。
カ 普通自動車免許を有している方。自家用車をお持ちの方。
キ パソコンの基本(ワード、エクセル、パワーポイント等)操作ができる方。
ク SNS等情報発信ツール、HP作成ツール等を使いこなせる方が望ましい。
ケ 人とコミュニケーションをとることが好きで、自ら積極的に地域と関わる姿勢を持つ方。
(2)次のいずれにも該当しない者
ア 禁固以上の刑に処せられ、その刑の執行を終わるまで、又はその執行を受けることがなくなるまでの者。
イ 喜多方市職員として懲戒免職の処分を受け、当該処分の日から2年を経過しない者
ウ 日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、又はこれに加入した者。
エ 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第2条第6号に規定する暴力団員又は暴力団員でなくなった日から5年を経過しない者。
募集人数 1名
勤務地 喜多方老麺会指定事務所
勤務日数・時間 週4日勤務。
通常の勤務時間は、8:30~17:15(途中昼休み1時間)
ただし、土日、祝日又は勤務時間外に勤務をした場合は、勤務日及び時間等の振替を行います。
※喜多方ラーメン店の開業に向けた技術習得は通常の勤務時間以外の勤務が想定されます。
雇用形態

パートタイム会計年度任用職員(地方公務員法第22条の2第1項第1号)として市が雇用
副業も可(届け出審査有。また、ラーメン作りに関して、より本格的に学びたい方には、ラーメン店でのアルバイトのあっせんが可能です。)

雇用期間 採用日から2024(令和6)年3月31日まで。
採用日から最長3年間の雇用延長が可能。
※地域おこし協力隊員としてふさわしくないと市長が判断した場合は、任期中であっても任用を取り消す場合があります。
給与・賃金等 164,640円/月
市の基準により通勤手当相当額・期末手当を別途支給します。
所得税及び健康保険・厚生年金・雇用保険への加入に伴う保険料等の本人負担分が控除されます。
待遇・福利厚生 ・社会保険加入 
・有給休暇、特別休暇
・家賃は月額30,000円を上限に市が負担します。上限を超える場合は、一部自己負担が生じる場合があります。
・協力隊3年目、任期終了1年目に起業する場合、起業に要する費用1,000,000円を補助します。
申込受付期間 2023(令和5)年3月22日(水)から5月8日(月)まで。
※採用が決まり次第募集を終了します。
なお、募集期間経過後においても募集人数に満たない場合は、その都度選考を行います。
審査方法 募集期間中であっても、一定数の応募があった場合は、その都度選考を行い、合否を決定します。
選考の結果、採用が決定した場合はその時点で募集を終了します。
(1)第1次選考:書類選考
 提出された履歴書と応募用紙により書類選考を行い、応募者には結果を文書で通知します。
(2)第2次選考:面接選考
 書類選考の合格者に対し、面接による選考を実施します。面接選考結果(合否)を文書で通知し、合格者を採用します。
参考URL https://www.city.kitakata.fukushima.jp/site/iju-info/42003.html
備考・その他 本募集は令和5年度の予算成立を前提として行うものであり、成立した予算の内容によって、採用されない場合があり得ることを予めご了承願います。
お問い合わせ先

喜多方市 企画政策部 地域振興課 きたかたぐらし推進室
電話:0241-24-5306 FAX:0241-25-7073
〒966-8601 福島県喜多方市字御清水東7244番地2
URL:https://www.city.kitakata.fukushima.jp/site/iju-info/