令和3年8月5日(木)福島県内市町村の地域おこし協力隊等担当者に向けて、地域おこし協力隊制度について理解を深めるとともに運用力の向上を目指すことを目的とした研修〈前編〉を開催しました。
今回は、地域おこし協力隊制度設計専門家で元地域おこし協力隊の西塔 大海さんを講師に迎え、協力隊の募集準備から初期活動支援までのポイントについてお話しいただきました!
■開催概要
- 開催日:令和3年8月5日(木)13:30~16:20
- 開催方法:オンライン会議ツール「ZOOM」
- 参加人数:36名(市町村担当者35名、地方振興局担当者1名)
*当日のプログラム*
|
■講習
地域おこし協力隊の制度概要、全国的な協力隊受入の現状、協力隊の募集・採用の勘所、の3部構成でそれぞれについて詳しくお話しいただきました。
受入の現状では協力隊の活動や受入型の多様化に触れ、隊員が抱える不安や任期終了後の動向について解説。また、募集・採用の勘所として、目的が明瞭な協力隊導入の企画づくり、募集情報の拡散方法、採用面接での人選方法、活動支援の具体的な内容について重要なポイントを教えていただきました。
講習の中では5~6名ずつに分かれて3回のグループセッションも行い、協力隊を募集するうえでの困りごと、各市町村での協力隊制度導入の目的、隊員との信頼関係構築、地域協力活動の企画及び募集・採用に関してできている事とできていない事についてなど、グループ内で活発な意見交換が行われました。
最後には参加者の皆さんで、講習を通して得た学びや気づき・今後に向けたアクションなどを共有し、講習を終えました。
参加者アンケートより
- 協力隊の受入初期に重要となる事項を網羅的に詳しく学べ、講義全般に分かりやすかった
- できていない事、できている事、すべき事が可視化され頭の整理ができた
- 各募集サイトの掲載内容の検討や、そもそもの企画の再検討が必要ではないかと気付けた
- 企画の重要性や協力隊とのコミュニケーションの方法等が参考になった
- 地域おこし協力隊を導入するには成果を達成しながら定住につなげる必要があるかと思っていたが、どの目的を優先とするのか、目的 は 複数でなく1つにすることが重要という考えが印象的だった
次回研修等のお知らせ
地域おこし協力隊等市町村担当者研修《後編》
次回は、令和3年11月11日(木)に開催予定です!
「協力隊担当者が押さえておくべきポイント~活動・定住編~」
■講師:西塔 大海 氏
(地域おこし協力隊制度設計専門家、さとのば大学講師、慶應義塾大学SFC研究所上席所員、元・福岡県上毛町地域おこし協力隊)
< 内容 >
- 職員の〇〇確保が活動支援の必須条件
- 定住支援には3つの柱を立てるべし
- 2年目以降の業務時間の配分・内容の見直し
- 起業への誤解を解き、”自分らしい働き方” を応援する
- ロールモデルの発見機会をつくる
- 協力隊との接し方「聴くという支援」
- OBOGとの関わり方・生かし方
地域おこし協力隊等市町村担当者定期連絡会議
県内市町村の協力隊担当者の皆さんに向けて、研修以外でも意見交換や交流が出来る機会として、毎月第3水曜日の10:30~12:00、オンラインにて定期連絡会議を開催しています!