今回のインタビューは元・玉川村地域おこし協力隊の小野愛子さんです。
玉川村地域おこし協力隊の「地域のにぎわいプロモーション隊員」として活動していた小野さん。自身が得意とするデザインやアートのスキルを活かし、地域新聞の発行や子供たちを対象としたアートワークショップなどを行っていました。任期中に立ち上げた、「アートコミュニティースペースZASSOU(以下、ZASSOU)」で卒隊後も活動を続ける小野さんにお話しを伺いました!
(インタビューは動画、文章のどちらでもご覧いただけます。)
PROFILE |
地域おこし協力隊 経験者 |
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Q.地域おこし協力隊になろうとしたきっかけを教えてください。
高校卒業後に神奈川県の会社に就職したのですが、勤め先で私の地元である玉川村を知っている方が少なかったんです。地元を知ってもらえる仕事に就きたいと思ったときに、玉川村で活動する地域おこし協力隊の存在を思い出し、応募したのがきっかけです。
Q.地域おこし協力隊の時はどんな活動を行っていましたか?
イベントの企画・運営や情報発信を行っていました。
絵を描くのが趣味なので、子供たちにアートに触れる機会や自由に表現できる機会を提供したいと思い、アートワークショップを開催していました。
また、情報発信として村内の飲食店や事業所などを紹介する「てとて新聞」を作成し全戸配布していました。
Q.「アートコミュニティースペースZASSOU」を立ち上げたきかっけについて教えてください。
協力隊の時、アートワークショップの開催場所はいつも公民館などの公共施設でした。絵の具を使ったり、汚れる活動をすると後片付けが大変だったので、汚れても気にしなくていい場所があったらいいなと思っていました。
村内には空き家がたくさんあったので、空き家を活用して活動の拠点にてきないかと思ったのがきっかけです。
Q.空き家の改修は大学生と一緒に行ったそうですね。
日本大学建築学科の学生に、空き家を改修して活動拠点を作りたいと話をしたところ、協力してくれることになりました。
一部屋を壊して土間にしたり、畳だった床をフローリングに変えたり、約半年かけて一緒に改修を行いました。
Q.現在の活動について教えてください。
2023年4月から、地域の方や利用したい方が使用可能なコミュニティスペースとして「ZASSOU」を開放しています。また、協力隊の時から行っているアートワークショップも継続してここで開催しています。そのほか、他地域にも赴きアート講師として活動を行ったりもしています。
「ZASSOU」は汚してもいい場所として開放しているので、ガラスやふすま、床に絵を描くなど、子供たちが自由に表現できるワークショップを開催しています。
Q.Uターン移住ですが暮らしに変化はありましたか?
実家は西部地区ですが、私はいま東部地区に住んでいます。東部地区は自然が多く、交通の便が悪かったり、車がないと買い物にも行けなかったりするんですが、地域の方々が協力しながら生活している環境がいいなと感
庭の剪定をしていると、「木を切ってあげるよ」とか、「片づけてあげるよ」とか。散歩していても声をかけてもらったり。凄くアットホームなんです。
地域の方にお話を伺いました
玉川村集落支援員 兼 玉川村さるなし生産組合 組合長 大和田宏さん(右)
Q.小野さんの印象をお聞かせください。
地域おこし協力隊は、県外出身の方が協力隊として活動す
Q.小野さんの活動をどのように感じていらっしゃいますか?
愛子さんは絵がとても好きで、得意で、入賞もするような腕前です。小さい子供から大人まで、「アートコミュニティスペースZASSOU」に来てもらい、多くの方に体験してもらうことで地域活性化に繋げてもらえればと思っています。
Q.大和田さんから小野さんへの応援メッセージ
先日、地区の組織に正式に加盟されて今後は地域の活動も一緒にできるようになったので、地域で頑張ってほしいと思います。
関連情報
- 【HP】アートコミュニティスペースZASSOU
- 【Instagram】art_zassou
- 【HP】玉川村