平成30年5月31日(木)、郡山市ビッグパレットふくしまにおいて、着任1年未満の地域の担い手(地域おこし協力隊及び復興支援員)を対象に、地域で活動する上で必要な知識や心得の取得、参加者同士の交流やネットワークの構築を目的とした『平成30年度地域おこし協力隊等新規着任者向オリエンテーション』を開催しました。(開催概要)
当日は地域おこし協力隊23名、復興支援員2名が参加。合わせて市町村等担当職員6名のオブザーブ参加がありました。
地域の担い手としての活動に関する講演や事例発表、協力隊OB/OG及び復興支援専門員を交えたランチミーティング、着任から任期終了後に関するトークセッション、ワークショップを行いました。
①講演「地域で活動する上での心構え」
一般社団法人つむぐるカンパニー代表理事 小林誠 氏
(伊達市移住コンシェルジュ/伊達市地域おこし支援員OB)
地域で活動する上で大切にしていた事を、1年目・2年目・3年目と順を追ってお話しいただきました。会場では真剣にメモを取る様子が伺われました。
②事例発表「活動計画の立て方と実施方法」
特定非営利活動法人奥会津まちづくり支援機構 松村亮 氏
(柳津町地域おこし協力隊OB)
実際に活動計画を立てるにあたっての手順や企画立案から実行に至るまでに大切なことをお話しいただきました。質疑応答では活発なやりとりが行われました。
③ランチミーティング
活動分野ごとにAからEの5班に分かれ、昼食を取りながら班ごとに情報交換や課題の共有、それに対する意見交換等を行いました。アドバイザーとして各班に担い手OB・OGが同席。担い手からの質問や疑問に答えていただき、有意義な交流会となりました。
④トークセッション「OB・OGに聞く!着任から任期終了後まで -Q&A- 」
・伊達市地域おこし支援員OB 小林誠 氏
(一般社団法人つむぐるカンパニー代表理事/伊達市移住コンシェルジュ)
・柳津町地域おこし協力隊OB 松村亮 氏
(特定非営利活動法人奥会津まちづくり支援機構)
・伊達市地域おこし支援員OG 小林紘子 氏
(伊達市移住コンシェルジュ)
・玉川村地域おこし協力隊OG 荻野育恵 氏
(玉川村観光物産協会)
登壇いただいた担い手OB・OGより、『大変だったことをどう乗り越えたか』『やってよかったこと/やればよかったこと』など、事前に参加者から集めた質問事項に沿って、実体験をもとに事例紹介いただきました。午前の講演同様、活発な質疑応答が行われ、真剣にメモを取る姿が見受けられました。
⑤ワークショップ「活動シートの作成」
ランチミーティング同様の班に分かれ『活動シート』の作成を行いました。現状の協力者や活用できる資源等を整理し、今後、自身が目指したいゴールと、それらを踏まえた企画の立案を行いました。振り返りを行うことで自分の目指す先が明確化し、活動に対する考え方が深まった印象を受けました。
私たち復興支援専門員は、福島県ならではの取り組みとして、地域の担い手である地域おこし協力隊及び復興支援員のバックサポートを行っています。
今後も、担い手のみなさんの活動支援・定着支援として、各種研修を実施予定ですので、是非ご参加ください。