令和2年11月18日(火)、市町村の地域おこし協力隊担当者の皆さん向けとして今年度ラストとなる研修を開催しました。(研修スケジュール

今回は、地域おこし協力隊の募集支援・活動支援・起業支援を専門として、幅広い自治体の地域おこし協力隊の制度設計に関わっていらっしゃる西塔大海さんを講師にお迎えし、「ZOOM」を利用してオンラインで開催!
25名の市町村および受入団体の担当者の皆さんにご参加いただきました。

講師

西塔 大海(さいとう もとみ)氏
合作株式会社 取締役
慶応義塾大学SFC研究所 上席研究員
西塔企画 代表
さとのば大学 講師
福岡県上毛町 元地域おこし協力隊員

第1部 講座

『行政職員ができる本当の活動支援・定住支援・起業支援 5つのポイント』

「担当者が協力隊の視点を持ち、必要な環境を一緒に整える」ことや担当者と隊員との信頼関係の構築が、隊員の活動や定住支援につながる重要なポイントであることを具体的にお話いただきました!
講義中には参加者同士でブレイクアウトルームに分かれ、意見交換や感想の共有も行っていただきました。

 - 主な内容 -

  • 「活動支援」の具体的なやり方と実践例
  • 「定住支援」の構造(定住につながる要素を理解する)
  • 業務時間の配分と見直し方
  • 「起業支援」にまつわる勘違い
  • すぐにできる協力隊マネジメント・コミュニケーションの手法
  • 任期後の関わり方と実例
  • トラブルへの対応方法

参加者からは、

  • 隊員への必要な支援についてわかりやすく解説していただき大変参考になった
  • 隊員の3年間だけでなく、任期後についてもしっかり話し合っていけたらと思えた

など感想をいただきました。

第2部 「協力隊募集ブラッシュアップ講座」

地域の担い手サポーターズもコメンテーターとして参加し、講師の西塔さんとともに、より良い募集・人材の集まる募集にするためのポイントについてディスカッションをしながら、実際の募集要項内容の公開ブラッシュアップを行いました!
(第2部は自由参加でしたが、17名の皆さんにご参加いただきました。)

 - ポイント -

  • 「目的の明確化」とはどのようなことか
  • 活動業務の組み立て方(行政職員と隊員の考え方の溝を埋めるには)
  • 求める人物像を考えるヒント
  • 多数の応募を集める具体的な拡散方法
  • 採用時点でのミスマッチを防ぐ面接のポイント
  • 採用後の辞退を防ぐために気をつけること

参加者からは

  • 募集のテクニックの話を聞けたことが参考になった
  • 実際の要項を見ながら進めることで、良い部分や悪い部分が学べた

という感想をいただきました。

参加者アンケートより

  • 今後の募集及び協力隊サポート等に活かしていきたいと思います。
  • 現在の支援体制を見直す必要性を感じました。

 


来年度も市町村担当者の皆さんに向けた研修会を企画中です!
「こんな話を聞きたい!」「もっとこの部分について学びたい」など、ご意見等ありましたらぜひお声をお寄せください!