磐梯町の農業の現状

農業は町の基幹産業の1つ
磐梯町の産業の柱は下記の3つになります。
• SIGMA、日曹といった大きな工場がある工業
• 磐梯山の自然を活かした観光
• 農業

磐梯町の農業の特徴
磐梯町の6割は山林であり、中山間地域になります。中山間地域は急峻で狭小な農地が多く、大型の機械が入りにくく、大規模に農業を行うことが難しい現状です。
法正尻ほうれん草などの昔から力を入れているブランド野菜のほか、最近では、トマトやアスパラガス、ブドウなどの高単価な作物などの栽培に注力する若い農家も増えていますが、大部分が稲作農家です。
最近では、東日本大震災以降にUターンし、農業を志す2代目も多く、彼らが中心となって、「ばんだいジオファーマーズ」という有志団体をつくり、磐梯の農業を盛り上げています。
彼らは、マルシェや焼き芋イベンド、ピザ作りイベントなども仕掛けてたり、都会のシェフと連携したオンライキッチンイベントのほか、ライブ配信・インスタグラムの活用など、幅広い世代に届く情報発信にも力を入れています。

 

農家の高齢化、離農が引き起こす課題

稲作だけでは食べていけないと、若手の農家などを中心に、高単価で生産性が高いトマトなどのブランド化を進めているものの、磐梯町は水田も多く、農家の高齢化、それに伴う離農が増えています。

耕作放棄地にしないためには、現役の農家が農地を引き受け、米の生産を行なっていますが、離農が続けば、既存農家の負担は増え続けます。実際に、「あと数年で農地の引き受けは限界だ」という農家さんの声も聞かれています。

そうなると、離農が加速し、担い手が減少し、耕作放棄地が多発し、農地の有する多面的機能が喪失されます。また、田畑は荒れ鳥獣害被害が増えます。
結果、磐梯町の農村の景観も荒廃し、過疎化や観光資源としての魅力が損なわれるという悪循環に陥ります。

【「農業を、磐梯町の未来をつくる産業の1つにする」ために、磐梯町がチャレンジしたいこと】

稼げない稲作のままでは、既存の農家も、これから新規就農する人も、田んぼの管理に追われてしまい、農業が魅力的な生業になっていきません。

そこで、磐梯町では、中山間地域の農業を支える仕組みの構築として、中山間農業複合経営拠点「(仮称)磐梯町農業振興公社」を設立し、「農業を支える取組」と「農業で稼ぐ取組」について挑戦していきます。

 

新しく設立される農業公社と連携しながら、既存農家のサポートを行う人材の募集を行います!

地区が主導して、集落ごとに農業生産法人を組織したり、法人を作る動きがあります。協力隊の方には、法人の事務や販売などの企画など、生産以外の部分に関わるところを農林課の担当者と一緒に進めていただきたいと考えています。

①期待する効果
・既存農家が農家を続けたいと思えるような運営体制をつくること

②求める人物像
・本気で農業に向きあえる人
・地域の方と積極的なコミュニケーションが取れること

▼求めるスキル
・経理事務の資格、経験を有する方であればなお歓迎

 

活動場所の紹介

■磐梯町農林課
〒969-3392 福島県耶麻郡磐梯町大字磐梯字中ノ橋1855

 

私たちがサポートします!

中山間地域の農業を支えるべく、ブランディングや生産性の向上、農業生産基盤づくりなど、様々な施策にチャレンジしています。新規就農を目指す地域おこし協力隊や、持続可能な農業の体制整備を目指した農業振興公社の設立支援を行う地域おこし協力隊、鳥獣害対策を担う協力隊など、様々な協力隊も活躍中です。

 

協力隊員卒業後のキャリア

(仮称)磐梯町農業振興公社の職員として、引き続きプロジェクトに携わっていただくことも可能です。

 

磐梯町ってこんなところ

磐梯町(ばんだいまち)は、福島県のほぼ中央に位置し、「宝の山」と称される磐梯山を間近に仰ぎ見る平均標高380mの山紫水明の地。清流と肥沃な大地の恵みを受けた農産物は、おいしさと栄養価の高さが自慢です。各家庭の蛇口からは日本名水百選に選ばれた湧き水が出る魅力あふれる町であり、子どもからお年寄りまで全年代の町民が健やかに楽しく生活できるまちづくりを進めています。土地の魅力を生かした観光も盛んで、静寂の中で滞在ができる趣豊かな宿泊施設の数々、そして登山・トレッキング・サイクリング・キャンプと「自然と遊ぶ」人たちが集う場所でもあります。

 

お知らせ

応募前に、個別に話が聞けるオンラインでのカジュアル面談のような場も設定可能です。

 

募集情報

制度名 地域おこし協力隊
業務概要

【主な業務】
・(仮称)磐梯町農業振興公社の設立支援・運営の支援
・農業生産法人を立ち上げる地区集落営農組織の運営支援
・農業の担い手不足等の課題解決に向けた支援
・農業支援活動を通して、地域活動に積極的に参加

募集対象

応募条件
①申込時点で、3大都市圏または地方都市等(過疎、山村、離島、半島等の地域に該当しない市町村)に在住し、採用後に磐梯町に住民票を異動し、居住できる方
②磐梯町に1年以上居住する意向のある方
③心身ともに健康で誠実に業務を行うことができる方
④普通自動車運転免許を有し、日常的な運転に支障のない方
⑤過疎地域の活性化に意欲があり、地域住民とともに活動ができる方
⑥パソコン(ワード、エクセルなど)の一般的な操作ができる方
⑦活動期間終了後に磐梯町において起業や就業をし、定住してもいいと考えている方
※地方公務員法第16条に規定する一般職員の欠格条項に該当しない方

募集人数  1名
勤務地 磐梯町役場(農林課)
勤務時間

週5日(月曜日〜金曜日) 8時30分〜16時30分
※ただし、活動内容によっては勤務日・勤務時間外に勤務していただく場合もあり、その際は勤務時間に振替えします。

雇用形態

パートタイム会計年度任用職員
※副業OK(事前に町の許可が必要)

雇用期間

契約期間は令和6年3月31日まで
※ただし、町が認めた場合は1年ごとに任用期間を延長し、最長3年まで延長可能。

給与・賃金等

基本月額200,000円
※基本月額から所得税、社会保険料等が控除
※町規定に準じて期末手当(R4年度採用で6月73,500円、12月245,000円)、通勤手当、出張・研修旅費を別途支給

待遇・福利厚生

福利厚生:
社会保険等 健康保険、厚生年金、雇用保険に加入

住居:
任用期間における住居は、町が町内に用意し、家賃は町が負担。
※町が負担する家賃の上限は40,000円
※光熱水費、通信費、自治会費等は本人負担
※磐梯町までの交通費、引っ越しに必要な経費は自己負担

休暇:
①原則、土曜日、日曜日、国民の祝日、12月29日から1月3日まで間
※勤務の都合で休日を振り替えることもあります。
②年次有給休暇 1年目:10日(4月1日任用の場合)、2年目:11日、3年目:12日
③特別休暇 夏季休暇:7~9月までに間で3日間など

自動車等:
必要に応じ雇用期間中における勤務時間内の移動手段として、公用車(燃料代を含む。)を町で用意。
(なお、私用利用ができないため、生活や通勤の移動手段として、自家用車は不可欠)

その他:
PCの貸与あり(ただし、勤務場所での使用に限る)

申込受付期間

令和5年1月23日(月)〜令和5年2月17日(金)
※郵送の場合は、当日消印有効とします。
※選考は順次行います。採用が決まったプロジェクトから募集は終了しますので、お早めにご検討ください。

審査方法

■書類提出
○磐梯町地域おこし協力隊員応募用紙

https://www.town.bandai.fukushima.jp/uploaded/attachment/4595.doc

○履歴書(市販のもの。直筆及び要写真貼付)
○住民票

【送付先】
福島県磐梯町政策課
〒969-3392 福島県耶麻郡磐梯町大字磐梯字中ノ橋1855

■選考方法
○1次選考:オンライン面談
※政策課にてオンライン面談(Teams)を行います。
○2次選考:磐梯町役場面接試験
※2次選考の日時、場所は1次選考合格者に通知します。
※結果は2次選考受験者全員に文書で通知します。

参考URL https://www.town.bandai.fukushima.jp/uploaded/attachment/4595.doc
備考 ●募集情報詳細
https://note.com/bandai_terework/n/n1a17a1b42d29
●磐梯町の官民共創の動き
https://drive.media/posts/33331
お問い合わせ先

担当自治体窓口:磐梯町役場 政策課政策係
代表電話 0242-74-1211
代表FAX 0242-73-2115
メールアドレス bandai-seisaku-tiikiokosi@town.bandai.fukushima.jp