歴史・文化を生かしたまちづくり

磐梯町には、史跡慧日寺跡以外にも、磐梯山を中核とする山岳信仰や修験道、赤枝彼岸獅子舞など地域の歴史や文化を体感できるものが残っています。そのため、町では2015年に「磐梯町歴史的風致維持向上計画(通称:歴まち計画)」を策定し、歴史や伝統、文化を生かしたまちづくりに取り組んでいます。

慧日寺跡がある本寺地区は、かつての慧日寺参道に沿って形成された集落で、古い屋敷割を残しています。ここでは、史跡の整備と合わせ、歴まち計画に基づいて建物外観の修繕改修も進められており、地域全体で歴史的風致の維持向上に取り組んでいます。明治初期に建築された古民家を活用した「庄九郎亭」では、観光案内のほか町民グループが日替わりでさまざまな催しも開催しています。

 

地域にも飛び出し、磐梯・慧日寺跡の歴史、文化を未来につなぐ

今回の募集にあたり、磐梯町文化課の課長である白岩さんに募集に至った背景をお聞きしました。

「現在、スタッフが中心となって、史跡や資料館を活用した企画展、音楽イベント、ライトアップなど、子どもをはじめいろんな方に訪れてもらえるような企画にもチャレンジしていますが、もっと歴史や仏教文化を身近に体感できるようなことにも取り組んでいきたいと考えています。そこで、今回、新たな視点でより広く歴史・文化を発信する企画を実行できる人材を求め、地域おこし協力隊を募集することを決めました。磐梯町内には慧日寺跡のほかにも、古くからの伝統行事や新たに取り組みを始めた民俗芸能などがありますが、地域の担い手も少なくなるなか、町の愛着人口・関係人口の皆さんにも磐梯町の文化に触れてもらうことで、関わりに繋げていきたいと考えています。さらに、子どもたちがまちの歴史や文化についてもっと知りたいと思ったときに、資料館を自由に使ったり相談ができるようなアットホームな場所にしていきたいとも考えています。」

 

会津仏教文化発祥の地・磐梯から、地域内外に歴史と魅力を伝える企画を生み出す人を募集

①期待する効果
・磐梯町民、磐梯町の子どもたちが自分たちの暮らす地域の歴史、文化について愛着を持って語ることができるようになること
・磐梯町民だけでなく、慧日寺跡や磐梯町を訪れる方が会津、磐梯の歴史や文化に触れ、愛着を持って町に関わるきっかけをつくること

②求める人物像
・地域の歴史・文化を大事にできること
・多くの人に楽しんでもらえるような視点で、企画を考えられること
・地域の方と積極的なコミュニケーションが取れること
・周りを巻き込んで、自ら企画提案・運営ができること

▼歓迎すること
・学芸員(歴史、民俗分野など)
・教員免許(小学校、中学校社会、高校地歴など)
・大学での史学(考古、日本史など)、仏教学(仏教史学)、仏教美術などの専攻

 

活動場所の紹介

勤務は磐梯山慧日寺資料館(文化課)になります。

■磐梯山慧日寺資料館
〒969-3301 福島県耶麻郡磐梯町磐梯寺西38

 

私たちがサポートします!

磐梯町役場の職員でありながら、慧日寺資料館及び慧日寺跡の運営に関わる皆さんと連携しながら事業に取り組みます。地域で活動する団体等へのつなぎ役としてサポートします。

 

協力隊員卒業後のキャリア案

・学芸員の資格を持っていれば、引き続き専門職として磐梯町の正職員となる可能性もあります。
・また、町では観光まちづくりにも力を入れているため、ばんだい振興公社のスタッフとして、引き続き文化・歴史を生かしたまちづくりに関わることも検討可能です。

 

磐梯町ってこんなところ

磐梯町(ばんだいまち)は、福島県のほぼ中央に位置し、「宝の山」と称される磐梯山を間近に仰ぎ見る平均標高380mの山紫水明の地。清流と肥沃な大地の恵みを受けた農産物は、おいしさと栄養価の高さが自慢です。各家庭の蛇口からは日本名水百選に選ばれた湧き水が出る魅力あふれる町であり、子どもからお年寄りまで全年代の町民が健やかに楽しく生活できるまちづくりを進めています。土地の魅力を生かした観光も盛んで、静寂の中で滞在ができる趣豊かな宿泊施設の数々、そして登山・トレッキング・サイクリング・キャンプと「自然と遊ぶ」人たちが集う場所でもあります。

 

お知らせ

応募前に、個別に話が聞けるオンラインでのカジュアル面談のような場も設定可能です。

 

募集情報

制度名 地域おこし協力隊
業務概要

【主な業務】
・磐梯町磐梯山慧日寺資料館の運営
・慧日寺跡・会津の仏教文化、歴史を発信する企画の提案・運営
 └ワークショップ
 └企画展示
 └磐梯町内をはじめ、近隣の小・中学校などへの出前講座 
└広報紙の編集・発行、情報発信
 └教育旅行の受入につながる企画 等
・慧日寺跡にまつわるさまざまな調査や資料の収集等 
※磐梯町磐梯山慧日寺資料館及び慧日寺は冬期(12-3月)が休館となるため、冬場は企画準備や埋蔵文化財や各種資料の整理などの業務がメインとなります。

募集対象

応募条件
①申込時点で、3大都市圏または地方都市等(過疎、山村、離島、半島等の地域に該当しない市町村)に在住し、採用後に磐梯町に住民票を異動し、居住できる方
②磐梯町に1年以上居住する意向のある方
③心身ともに健康で誠実に業務を行うことができる方
④普通自動車運転免許を有し、日常的な運転に支障のない方
⑤過疎地域の活性化に意欲があり、地域住民とともに活動ができる方
⑥パソコン(ワード、エクセルなど)の一般的な操作ができる方
⑦活動期間終了後に磐梯町において起業や就業をし、定住してもいいと考えている方
※地方公務員法第16条に規定する一般職員の欠格条項に該当しない方

募集人数  1名
勤務地 磐梯山慧日寺資料館(文化課)
勤務時間

週5日(月曜日〜金曜日) 8時30分〜16時30分
※ただし、活動内容によっては勤務日・勤務時間外に勤務していただく場合もあり、その際は勤務時間に振替えします。

雇用形態

パートタイム会計年度任用職員
※副業OK(事前に町の許可が必要)

雇用期間

契約期間は令和6年3月31日まで
※ただし、町が認めた場合は1年ごとに任用期間を延長し、最長3年まで延長可能。

給与・賃金等

基本月額200,000円
※基本月額から所得税、社会保険料等が控除
※町規定に準じて期末手当(R4年度採用で6月73,500円、12月245,000円)、通勤手当、出張・研修旅費を別途支給

待遇・福利厚生

福利厚生:
社会保険等 健康保険、厚生年金、雇用保険に加入

住居:
任用期間における住居は、町が町内に用意し、家賃は町が負担。
※町が負担する家賃の上限は40,000円
※光熱水費、通信費、自治会費等は本人負担
※磐梯町までの交通費、引っ越しに必要な経費は自己負担

休暇:
①原則、土曜日、日曜日、国民の祝日、12月29日から1月3日まで間
※勤務の都合で休日を振り替えることもあります。
②年次有給休暇 1年目:10日(4月1日任用の場合)、2年目:11日、3年目:12日
③特別休暇 夏季休暇:7~9月までに間で3日間など

自動車等:
必要に応じ雇用期間中における勤務時間内の移動手段として、公用車(燃料代を含む。)を町で用意。
(なお、私用利用ができないため、生活や通勤の移動手段として、自家用車は不可欠)

その他:
PCの貸与あり(ただし、勤務場所での使用に限る)

申込受付期間

令和5年1月23日(月)〜令和5年2月17日(金)
※郵送の場合は、当日消印有効とします。
※選考は順次行います。採用が決まったプロジェクトから募集は終了しますので、お早めにご検討ください。

審査方法

■書類提出
○磐梯町地域おこし協力隊員応募用紙

https://www.town.bandai.fukushima.jp/uploaded/attachment/4595.doc

○履歴書(市販のもの。直筆及び要写真貼付)
○住民票

【送付先】
福島県磐梯町政策課
〒969-3392 福島県耶麻郡磐梯町大字磐梯字中ノ橋1855

■選考方法
○1次選考:オンライン面談
※政策課にてオンライン面談(Teams)を行います。
○2次選考:磐梯町役場面接試験
※2次選考の日時、場所は1次選考合格者に通知します。
※結果は2次選考受験者全員に文書で通知します。

参考URL https://www.town.bandai.fukushima.jp/uploaded/attachment/4595.doc
備考 ●募集情報詳細
https://note.com/bandai_terework/n/n689275762689
●磐梯町の官民共創の動き
https://drive.media/posts/33331
お問い合わせ先

担当自治体窓口:磐梯町役場 政策課政策係
代表電話 0242-74-1211
代表FAX 0242-73-2115
メールアドレス bandai-seisaku-tiikiokosi@town.bandai.fukushima.jp