浪江町は、2011年3月11日の東日本大震災と原発事故による全町避難により、一度居住人口がゼロとなりましたが、2017年3月末に帰還困難区域を除く地域で避難指示が解除され、現在では商店や漁港、学校などが再開し、新しいまちづくりが始まっています。
町内には約1,900人が暮らしていて、少しずつ居住者は増えていっています。
しかし、現在町に暮らしている人の数は震災前の10分の1程度。まだまだ少ない状況です。
地域で目指すところ
浪江町では、2035年までに約8,000人の居住人口を目標にしています。
居住者を増やすためには、町を全国に広く周知し、域外からの流入人口を幅広く呼び込むことが必要と考えています。
そのような動きを作り出していただける方として、復興や地域課題の解決に対する意欲の高い方=地域おこし協力隊を志す方々に浪江町に来ていただき、浪江町のキーパーソンのひとりとしての活躍を期待しています。
こんな方を求めています!
行政では実施しにくいけれど、民間の自発的な取組を待っているだけでは解決しない課題が多くあると感じています。
町役場の中で、町の課題と考えることを募集したところ、30以上の課題が挙げられました。
その中の多くは、浪江町の魅力の「発掘・創造・発信」にかかる内容でした。
そこで、町の課題解決をし浪江町の魅力を「見つける・創る・広める」、課題解決型地域おこし協力隊を募集することにしました。
具体的な課題は以下5つですが、浪江町の魅力を「見つける・創る・広める」活動であればそれ以外の活動でもOKです。皆さんのアイディアをどんどん実行していってください!
<具体的な課題>
●SNS等を活用した情報発信
町ではSNSを活用して情報発信していますが、移住者としての目線で新しいアイディアがあれば教えてください
●浪江町の自然を活かしたアクティビティをつくる
震災前は登山や鮎釣りなどアウトドアアクティビティが盛んでしたが、今は…
●浪江町の新銘菓の開発
震災前は銘菓がたくさんありましたが、全町避難により浪江のお菓子がなくなりつつあります
●商店街のにぎわいづくり
町では駅前再開発を進めており、駅を中心とした商店街のにぎわい形成のためのアイディアを募集しています
●浪江町の暮らしが見える環境づくり
移住を考えている人が実際に町に来てくれたときに、浪江町のいいところを伝えたい
活動場所について
浪江町の魅力を「見つける・創る・広める」活動をする協力隊の皆さんを『なみえプロモーション課』として、町役場のすぐ近くに事務所を用意しています。
個人で企画して実施することが主ですが、個人の企画でもなみえプロモーション課の仲間に相談したり協力を依頼したりできます。
一人で一つの課題を解決することはとても難しいです。壁にぶつかったり道に迷ったりしたとき、相談できる仲間が近くにいます。
現隊員の活動内容としては、
町公式SNSの発信、観光コンテンツ開発、町マップ制作、ふるさとCM大賞などの動画制作、各種イベント等のチラシ作成、介護予防講座開催、写真展の開催… などなど、様々な活動を通して町の課題解決に取り組んでいます。
●【隊員作成】浪江町地域おこし協力隊のプロモーション動画
隊員の活動の様子や休日を過ごす様子などを撮影しています。浪江町での生活のイメージにお役立てください。
活動と休日 ~浪江町地域おこし協力隊~
※浪江町では地域おこし協力隊「大堀相馬焼」「スタディツアー」「なみえプロモーション課」の3事業で隊員が活動しており、この動画では浪江町全体の地域おこし協力隊の活動を撮影しています。
●【ウェブメディア掲載情報】隊員の一人がウェブメディアの取材を受けました
移住のきっかけや思いなどが記事になっています。
1-ONE-(ワン)インタビュー記事はこちら http://1-one.jp/documentary/d2206_0026/
卒隊後に向けてこんな支援をします!
協力隊として1年以上活動された方について、任期終了の日前1年または任期終了の日から1年以内に起業する場合は、起業に要する費用の補助制度(上限100万円)があります。
任期終了後、起業を目指す場合は、起業志望者向けセミナーや事業化支援プログラムなど、町が提供する起業に向けた様々なサポートが受けられます。
浪江町ってこんなところ
福島県の沿岸部である浜通りのほぼ中央に位置する浪江町は、東は太平洋に面し、西は阿武隈山系に囲まれ、山も、川も、海もある自然豊かなまち。
東北地方といっても冬はほとんど積雪がなく、夏は涼しくすごしやすい気候。
東京や仙台から電車ならJR常磐線、車なら常磐自動車道一本でアクセスも良好です。
東日本大震災からの復興に向けて、町中で様々なチャレンジが行われています。
世界から注目が集まる先端技術の研究など先進的な取組が進むと同時に、地域課題の解決や町の活性化につながる町民による地域に根差した活動が活発に行われています。
移住者をあたたかく迎えてくれる町民の存在も自慢の一つ。
お知らせ
浪江町では、移住を検討されている方に対して、町内宿泊施設での宿泊費の一部補助制度や、長期でのお試し宿泊の制度があります。
制度をご活用いただきぜひ浪江町へ足をお運びください。
※補助対象者は制度によって異なります。詳細については浪江町ホームページ内「浪江町移住ガイド」をご覧いただくか、お問合せください。
募集要項
制度名 | 地域おこし協力隊 |
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業務概要 |
『なみえプロモーション課』メンバーたちと一緒に浪江町の課題解決をし、浪江町の魅力を「見つける・創る・広める」活動を実施します。 |
募集対象 |
●三大都市圏(※1)内の都市地域、又は地方都市(※2)に居住している方で、採用後、浪江町に住民登録し、生活拠点を移すことが可能な方。地域条件については、応募する前に必ず確認してください。 |
募集人数 | 5名 |
勤務地 |
福島県浪江町 地内 |
勤務時間 |
週5日・38時間45分(フルタイム勤務) |
雇用形態 |
会計年度任用職員 |
雇用期間 |
令和5年4月1日から令和6年3月31日 |
給与・賃金等 |
・報酬:月額149,300円から186,500円 ※浪江町会計年度任用職員制度に準じて決定 |
待遇・福利厚生 |
・加入保険等:健康保険、厚生年金保険、雇用保険 |
申込受付期間 |
令和5年2月15日(水)迄(郵送の場合は必着) |
審査方法 |
(1)応募方法 |
参考URL | https://www.town.namie.fukushima.jp/soshiki/2/31984.html |
備考 |
お問い合わせ先 |
浪江町役場企画財政課定住推進係 |
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