喜多方市は西に飯豊山、東に雄国山があり、山に囲まれ自然環境が豊かで、数多くの動物が生息しています。近年、私たちの生活環境と野生動物の生息環境との境界が曖昧になり、動物が市街地に出没することが問題視されていることから、市では里山の整備と未利用果樹や生ごみ等を放置せず、人と野生動物がうまく棲み分け、人の住む地域に動物を寄せ付けない対策を推進しております。

鳥獣対策とは、今まで発生していたマイナス要素である被害をゼロに戻すだけでなく、被害対策を通して生まれた“副産物”を生かしプラスに変えていくことだと考えています。しかし、被害対策で発生した資源を有効に活用出来ていないのが現状です。そこで、地域住民や鳥獣被害対策実施隊と協力しながら有害鳥獣対策の普及に取り組み、被害対策で発生した資源の有効活用にチャレンジしていきたいと考えています。

■こんなことを協力隊に求めています!

魅力的な情報発信や新しい商品づくりなど、地元の私たちでは思いつかないアイディアを求めています!
試作品づくりなどの企画を行うことも可能です。また、動物と関わる機会が多いので苦にしない方が望ましいです。協力隊として地域で生活し仕事をする中で、人との関わりが多くなりますので、明るく、人と接することが好きで、アクティブに活動し地域の活性化を念頭に自ら考えて動ける方と一緒に働ければと思っております。

■活動場所の紹介

活動場所は、主に喜多方市役所市民生活課になります。市役所内の仕事だけではなく、各総合支所や有害鳥獣の被害現場に出向き、喜多方市鳥獣被害対策実施隊等の関係者や地域の人たちと関わることも多くあります。

■私たちがサポートします!

配属先となる喜多方市市民生活課の職員、地域おこし協力隊制度担当の市地域振興課の職員が、業務に関することのほか、移住者として不慣れな土地での生活面のフォローなど、あなたの活動をサポートさせていただきます。
また、ほかの喜多方市地域おこし協力隊との定例ミーティングも実施しており、隊員同士の交流があります。
各種研修については、福島県や総務省などが主催する地域おこし協力隊向け研修、このほか個別業務で必要となる研修の受講が可能です。

■卒隊後に向けてこんな支援をします

・市の職員が、地域おこし協力隊OB・OGの事例も踏まえて、隊員と相談しながら、卒隊後に向けたサポートをします。
・卒隊後に向けて、市の創業支援セミナーなど、起業に向けた研修の受講が可能です。
・協力隊3年目、任期終了1年目に起業する場合、起業に要する費用1,000,000円を補助します。

■喜多方市ってこんなところ

福島県の北西部、会津盆地の北部にある、人口4万4千人ほどのまちです。喜多方ラーメンが全国的に有名で、市内に100軒ほどのラーメン店があり、年間200万人近くの観光客を迎える観光地です。
自然に囲まれてた、会津地方北部の中心的なまちで、スーパーや病院、高校があり、生活に必要なものは市内で揃えることができます。
気候は、盆地特有の寒暖差があり、四季がとてもはっきりしています。春のしだれ桜、夏は高原のひまわり畑といった花々は絶景で、秋は稲穂が実り、冬は雪景色が見られる、四季折々の魅力を感じることができます。

■お知らせ

地域おこし協力隊への応募前に活動地域や生活環境確認のため、希望者に対し、現地案内を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

応募条件等

制度名 地域おこし協力隊
業務概要

【主な業務】
(1) 有害鳥獣被害の現状を把握し、有害鳥獣被害防除対策を地域住民へ周知する。
(2) 野生獣被害対策事業で発生した資源(木材等)を有効活用し、加工品の制作や特産品開発などに取り組む。
(3) 有害鳥獣の捕獲に関わる活動(捕殺や解体の現場に立ち会うこともあります。)
(4) 広報やSNS等を活用した喜多方市の有害鳥獣情報の発信
(5) 自らのアイディアや個性を生かした地域活性化に向けた活動
(6) その他鳥獣に関する業務

【3年間の活動イメージ】
1年目は学ぶことや技術の習得を中心とした業務を考えております。
2年目3年目と徐々に外部への発信や周知を増やし、最終的には独自の商品を作成することを目指します。

■1年目
<鳥獣対策の基礎を学ぶ、資源の調査、地域住民・関係者との関係性づくり>
①有害鳥獣被害の現状把握と被害対策技術の習得、有害鳥獣対策で発生した資材の活用方法について調査を行う(現地調査、地域や専門家等へのヒアリング調査、文献調査)
②他県での資材活用事例調査、資材加工体験などに参加しながら、関係者との人間関係を構築するとともに資材の活用方法を探る。

【1年目の1週間のスケジュールイメージ】
日曜日:休み ※イベント時は土日勤務あり。
月曜日:現地調査(被害対策現場の調査、各支所訪問、等)
火曜日:地域住民や専門家、鳥獣被害対策実施隊等へのヒアリング調査
水曜日:調査内容のレポート作成、情報発信等
木曜日:定例ミーティング、文献調査等
金曜日:休み
土曜日:休み ※イベント時は土日勤務あり。
※有害鳥獣出没・被害があった場合、現地調査地域住民へのヒアリング業務が入ります。

■2年目
<有害鳥獣対策の特産物を生み出す活動>
1年目の取組を継続しながら、
③加工の専門家や地域住民、鳥獣被害対策実施隊等と連携し、有害鳥獣被害対策で発生した資源を特産物とする企画・商品開発を行う
④地域の現状や自身の活動状況を伝える情報発信(HP、Facebook、インスタ等)を行う

■3年目
<特産物の開発と今後の定着に向けた活動>
1年目、2年目の取組を継続しながら、
⑤有害鳥獣被害対策の重要性を伝え資源を有効活用した独自商品を考案。
⑥①~⑤で得た知識や経験を生かし、新たな人材を育成及び販売ルート、販売ツールの開拓をする。

募集対象

次の(1)、(2)の要件を満たす者。
(1)次に該当する者
ア 年齢、性別は問いません。
イ 地域活性化に積極的に取り組み、隊員期間満了後においても本市に定住する意欲のある方。
ウ 心身ともに健康で誠実に職務を行うことができる方。
エ 三大都市圏をはじめとする都市地域等に在住し、採用後、喜多方市に住民票を異動
   し、生活拠点を移すことができる方。
オ 普通自動車免許を有している方。
カ パソコンの基本(ワード、エクセル、パワーポイント等)操作ができる方。
キ SNS等情報発信ツール、HP作成ツール等を使いこなせる方が望ましい。
ク 人とコミュニケーションをとることが好きで、自ら積極的に地域と関わる姿勢を持つ方。
(2)次のいずれにも該当しない者
ア 禁固以上の刑に処せられ、その刑の執行を終わるまで、又はその執行を受けることがなくなるまでの者。
イ 喜多方市職員として懲戒免職の処分を受け、当該処分の日から2年を経過しない者
ウ 日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、又はこれに加入した者。
エ 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第2条第6号に規定する暴力団員又は暴力団員でなくなった日から5年を経過しない者。

募集人数 1名
勤務地 喜多方市役所市民生活課 各総合支所住民課
勤務日数・時間

週4日勤務。
通常の勤務時間は、8:30~17:15(途中昼休み1時間)
ただし、土日、祝日又は勤務時間外に勤務をした場合は、勤務日及び時間等の振替を行います。

雇用形態

喜多方市特別会計年度任用職員として市が雇用
副業も可(届け出審査有)

雇用期間

採用日から2023年3月31日まで。
採用日から最長3年間の雇用延長が可能。
※地域おこし協力隊員としてふさわしくないと市長が判断した場合は、任期中であっても任用を取り消す場合があります。

給与・賃金等

164,640円/月
市の基準により通勤手当相当額・期末手当を別途支給します。
所得税及び健康保険・厚生年金・雇用保険への加入に伴う保険料等の本人負担分が控除されます。

待遇・福利厚生

・社会保険加入 
・有給休暇、特別休暇
・家賃は月額30,000円を上限に市が負担します。上限を超える場合は、一部自己負担が生じる場合があります。
・協力隊3年目、任期終了1年目に起業する場合、起業に要する費用1,000,000円を補助します。

申込受付期間 2022年1月14日(金)から2月25日(金)まで。
※採用が決まり次第募集を終了します。
なお、募集期間経過後においても募集人数に満たない場合は、その都度選考を行います。
審査方法

募集期間中であっても、一定数の応募があった場合は、その都度選考を行い、合否を決定します。
選考の結果、採用が決定した場合はその時点で募集を終了します。
(1)第1次選考:書類選考
 提出された履歴書と応募用紙により都度書類選考を行い、応募者には都度結果を文書で通知します。
(2)第2次選考:面接選考
 書類選考の合格者に対し、都度面接による選考を実施します。面接選考結果(合否)を文書で通知し、合格者を採用します。

参考URL https://www.city.kitakata.fukushima.jp/site/iju-info/34406.html
備考・その他

本募集は令和4年度の予算成立を前提として行うものであり、成立した予算の内容によって、採用されない場合があり得ることを予めご了承願います。

お問い合わせ先

喜多方市 企画政策部 地域振興課 きたかたぐらし推進室
電話:0241-24-5306 FAX:0241-25-7073
〒966-8601 福島県喜多方市字御清水東7244番地2
URL:https://www.city.kitakata.fukushima.jp/site/iju-info/